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遊ぼう - タグラグビーの基本的なルール2

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タグラグビーの基本的なルール2

(1)タッチラインの外に出てしまったらどうするの?

ボールを持った人がタッチラインを踏んだり越えたり、パスしたボールがタッチラインの外に出てしまった場合は、その地点から相手チームのフリーパスで再開します。タッチラインの外に出たり、ボールを外に出してしまうと相手チームのボールになるのは、バスケットボールやサッカーと同じです。

再開する時のフリーパスもゲームの中でのパスと同じように前に投げられないことと、フリーパスをしない側の人はゲーム開始の時と同じように5m離れることを忘れないでくださいね。

(2)パスを前に投げてしまう反則をしたらその後はどうするの?

パスを前に投げてしまうと「スローフォワード」という反則になることは、前にも説明しました。スローフォワードをしてしまった後は、その地点から相手チームのフリーパスでゲームを再開します。

タッチラインの外に出てしまった時と同じように、再開する時のフリーパスは前に投げられないし、フリーパスをしない側の人は5m離れなければなりません。

(3)相手とぶつかるのは反則ではないの?

タグラグビーでは、全ての身体接触は禁止です。例えば、タグをとりにくる手をはらう、ぶつかっていく、相手を手でつきとばす、相手をつかむ……といった、相手と接触することは全て反則になります。また、手を大きく広げて守るのも身体接触を引き起こす原因になるので禁止です。

これらの反則があった場合は、反則のあった地点から反則をしなかった側のフリーパスでゲームを再開します。その時も、フリーパスをしない側は5m離れるようにします。

身体接触に関わる反則もスローフォワードも、全ての反則は反則が起こった地点から、反則をしなかった側のフリーパスで再開となりますが、反則がゴールラインを越えたインゴールの中やゴールラインまで5m以内で起きた時には、反則をしなかった側のフリーパスはゴールラインから5mの地点で行います。

(4)勢いよく走ってきてフリーパスをもらっていいの?

フリーパスの時に、遠くから勢いよく走ってきてパスをもらうと、その人のタグをとろうとする人と衝突してしまう危険がありますよね。だからフリーパスの時には、パスを最初にもらう人は、フリーパスをする人の後ろ2m以内にいなければなりません。

(5)ボールを前に落とすと反則ではないの?

ラグビーでは、ボールを前に落とすことはスローフォワードと同様にボールを前方に進めたと見なされてノックオンという反則になります。真下に落とした時はノックオンにはなりません。

この反則は、タグラグビーを始めたばかりの時には反則にしなくてもよいでしょう。タグラグビーを始めたばかりの時には、だ円の形のボールに慣れていないためにボールを落とすことは誰でもよくあるからです。その時、落としたボールはどちらのチームの人が拾ってもOKです。ただし、地面に転がったボールにダイビングすると危ないので、必ず立ったまま拾うことにしてください。ノックオンは、皆がボール扱いに慣れてきたら反則に加えることにするとよいでしょう。

(6)タグラグビーではキックはあるの?

タグラグビーではキックは禁止です。ボールを手で抱えて思い切り走り回って、トライを目指してください。

(7)トライ直前でタグをとられたけどそのままトライしてしまったら得点になるの?

タグラグビーを始めたばかりの時は、それもトライと認めることにしましょう。トライ直前でタグをとられても、3歩以内にインゴールに入ってトライできた場合は故意に止まらなかったのでなければトライとします。

みんなが活躍できるタグラグビー

パスはいつしてもOKだけれど、最初はあまりパスのことは考えずに、ボールを持ったらトライを目指してとにかく前へ走ってみましょう。そして、タグをとられたら仲間にパスをすればよいのです。

タグラグビーではパスは前に投げられないので、パスをもらう人はいつも、ボールを持って走っている人のお尻が見える位置にくっついて走っていくことが大切です。パスは後ろへ後ろへと回ってくるから、ボールを持っている人のお尻を見ながら後を追いかけていけば自然とパスは回ってくるし、ボールを持ったら次にやることはただ前に走るだけだからとても簡単です。

スポーツは得意ではないと思っていた人も必ず活躍できますから、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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