
「えひめラグビー交流祭」7人制とタグラグビーで1日楽しみました!
小中学生、JK(日本代表監督ではありませんジョシコーセー(女子高生)です!)、さらには大学生、パパ、ママ等々、愛媛県ラグビーを愛する人たちが一堂に会して、ラグビーで1日楽しく過ごすイベントが、2010年12月5日に愛媛県総合運動公園球技場で開催されました。 今を遡ることかれこれ30程年前、1980年に愛媛県ラグビーが50周年を迎えた際、愛媛県協会は当時のトヨタ自工や伏見工業高を招待して記念式典を実施しました。それ以降、「愛媛ラグビーカーニバル」と称して、招待試合や小学生からオールドラガーマンまでの各カテゴリーの親睦試合を企画し、県内ラグビー関係者が1日楽しめるイベントを開催してきました。 しかしながら諸般の事情により、2004年を最後に「裾野」に目を配ったイベントを行えずにいました。そこで今回、以前のような「親睦試合」で1日楽しめるイベントの復活をと考え、「えひめラグビー交流祭」を新たに企画したものです。 加えて、秋口に日本協会関係者が来県され愛媛県協会と意見交換を行った際、日本協会の新理念「WE ARE RUGBY FAMILY」や、具体的施策としての「7人制強化と女子ラグビー普及」について趣旨説明を伺い、それならばと、計画中であった交流祭をその方向に舵取り企画し、開催することとしました。 具体的には、7人制については高校生および大学生・社会人の部で実施。また、女子ラグビーについては、県内でラグビーをプレーする女子選手は、私の知る限り社会人に2人、中学生に2人。もちろん女子単独チームは存在しません。このため、門戸を広げる意味から、タグラグビーで企画しました。小学生のタグラグビーも併せて実施することで、参加者を多数集めることが出来るとの目論みも有りました。 さて、当日の模様を時系列でレポートしましょう。9時半から開会式のあと、まずは小学生および女子のタグラグビーを実施。12月19日にはサントリーカップの県予選を控えており、小学生チームにはいい腕試しになったことと思います。タグは12時過ぎには終了。
そのあと小学生達はスタンドで昼食(大会参加者全員におにぎりとトン汁の無料サービス)。そして、そのスタンド前のピッチでは、年末の全国ジュニア大会に中四国代表で出場する愛媛県中学校選抜の選手達による強化ゲームが…。「中学校入ったらラグビーをしたいなぁ」と思ってくれた小学生がいたら(増えたら)、本イベントは半分は成功! 13時からはタグ部門の表彰式が執り行われ、小学生タグ優勝の東温スピードジュニア、女子タグ優勝のO2レディースに優勝楯が贈られました。 中学生のゲームのあとの午後の部は、高校生6チーム、大学・社会人7チームによる7人制大会。高校生はちょうど期末テストの時期と重なっており、参加チームが少なかったことが残念でしたが、松山聖陵高が優勝。大学・社会人ではNTT・坊っちゃんが優勝しました。大学・社会人の部門には、今春高校を卒業した年代を中心にこの日のために急きょ編成された「チーム次郎」が出場。普段活動するチームの枠を超えての参加は、親善イベントならではのものでした。
イベント企画前の一番の不安は、女子タグチームが集まるかどうかでしたが、普段よりタグラグビーを部活動として取り組んでいる東雲女子大を始め、松山東高の女子マネージャーやスクールのお母さん達など7チームが参加。当初の心配は杞憂に終わりました。イベントを終えて今思うに、とにかく行動することが大事と感じました。前に出れば何とかなるさと。『為せば成る。為せねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり。』ということでしょうか。 忘れてはならないこのイベントには、大先輩に当たる60歳以上の惑の方々の参加もありました。どのカテゴリーに参加したかって? それは女子タグの部門です。愛媛思惑クラブには普段赤パン選手に交じって試合に出場している女子選手「カオリ姫」がいるのですが、本イベントにはチーム「カオリ姫&じぃや〜ず」(注:私の勝手な呼称です)から熱烈な女子タグ部門への参加要望があり、県協会としてはこの申し出をすんご〜く悩んだのでありますが、オールドラガーメンのジェントルマンシップを信じて許可した次第です。 と言うことで、老若男女、約600人がラグビーを楽しんだイベントだったんぞなもし(「坂の上の雲」の登場人物風に)。
報告:愛媛県協会広報委員長・松崎伸一 |