
「岐阜県タグラグビー指導者講習会」実施報告書
岐阜県内におけるタグラグビーの普及は、早くから小学校体育授業に取り入れ、研究推進を進めておられる関市内小学校での実践が中心となってきました。関市では、地域の特性に合わせて、社会人コーチの指導を仰ぎながらタグラグビー指導の礎を築かれました。 県内他地域においては、体育授業の実践は実験的、断続的には実施されてきました。地域スポーツクラブの講座として不定期に開催されラグビー経験者が指導に当たることもありました。昨年度は鈴木秀人先生に来岐していただき、関市においてタグラグビー指導者講習会を開催させていただきました。 このような現状の中、新しい小学校学習指導要領解説体育編においてボールゲームの例示としてタグラグビーが記載されたことを受け、より多くの先生方にこの運動の特性をご理解いただき、小学校体育授業において実践していただくことを目指して講習会を開催させていただきました。 当日は、遠くは中津川市立下野小学校から会場の岐阜聖徳学園大学附属小学校の先生方まで14人(大学生2人含む)の方に受講していただきました。受講者は全員がラグビー未経験者で、タグラグビーも初体験という方々ばかりでした。 岐阜県協会からは、松岡理事長、服部普及育成委員長、講師補助として岐阜県教育委員会の小野木先生、各務原市教育委員会の山田先生、道家先生にお越しいただきました。 講義は[1]・[3]については、鈴木秀人先生と共にタグラグビーの研究実践を積まれた岐阜聖徳学園大学の佐藤善人先生に進めていただきました。はじめに、「タグラグビーが注目される背景」という内容でお話いただきました。タグラグビーの歴史や小学校体育授業としての有効性について分かりやすくご説明をいただきました。 講義[2]では実技として、岐阜県協会タグラグビー担当が、受講者の先生方を児童に見立てて練習の紹介や進め方について説明させていただきました。当初は質疑応答を入れながら、スローペースで進めていくつもりでしたが、先生方の前向きな姿勢に刺激されてついつい熱が入って時間オーバーになってしまいました。 途中、佐藤先生から「授業で使える実践的な時間を多くとるとよい」とのご指導を受け、先生自身もパスの円陣に加わっていただく場面も見られました。 実技講習中には、女性の先生お二人が的確な指示の声を出されたり、素晴らしいステップを披露されたりする場面を見ることができました。男性の先生方もすべての場面において全力でプレーしてみえたので、主催者としては「ケガの心配」をするほど運動量豊富な時間となりました。 講義[3]では、実技で提示させていただいた動きの確認を佐藤先生自らが実践されたVTRを元にご説明いただきました。とても説得力のあるお話が聞けました。 以上の内容で講習会を進めさせていただいて、成果と課題を簡単にまとめると、 【成果】
【課題】
今回の指導者講習会を開催するにあたり、授業実践交流等お忙しい時期に遠方からご参加いただいた教職員の皆様、会場の手配から講義の担当までお世話いただきました岐阜聖徳学園大学 佐藤善人先生、実施要項、後援名義依頼など水面下で準備をしていただいた岐阜県協会木下書記長、お忙しい中お越しいただけた松岡理事長、服部普及育成委員長、当日早朝より駐車場の誘導をしてくださった岐阜聖徳学園大学生の内藤さんなど多くの皆様にご協力いただき本講習会を開催できたことに感謝いたします。本当にありがとうございました。 反省会の中でもお話がありました様に、今後もこのような講習会を継続していきたいと思います。ご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。 岐阜県ラグビーフットボール協会 |