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2017/12/7

静岡県下田市・タグラグビーティーチャー研修会

主 催 (公財)日本ラグビーフットボール協会
共 催 静岡県文化・観光部 スポーツ局 ラグビーワールドカップ2019推進事業課
下田市教育委員会
日 時 平成29年11月14日(火)
会 場 下田市下田小学校(体育館)
受講者 下田市近隣小学校・中学校教諭 計9名
講 師 佐々木文昭(日本ラグビーフットボール協会 普及育成委員会 タグラグビー部門員)
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静岡県庁より、静岡県ラグビー協会・関西ラグビー協会を介して日本ラグビー協会宛に、静岡県内で開催される「タグラグビーティーチャー研修会」へ講師派遣の依頼のお話が届き、先般、御殿場市で開催された研修会に続き、この度、下田市へ指導に出掛けて来ました。
既に静岡県では、ラグビーワールドカップ2019の県内開催を控え積極的な認知・普及活動を展開しており、その一環として県内各地で小・中学校の先生方を対象に「タグラグビーティーチャー研修会」を開催しておりますが、県東部に派遣できる講師が見付からないとの事で、開催会場に近い東京の日本ラグビー協会の私が直接指導に出向く事になった次第です。

伊豆半島の突端・静岡県下田市は、江戸時代の幕末、アメリカよりペルー提督が下田港に黒船で訪れ、当時、鎖国政策を布いていた日本へ開国を迫った事で有名地で有り、現在は漁港と付近の温泉で生計を立てている街で、伊豆急下田線の終点下田駅に降り立ち徒歩10分程度で歴史を感じさせる下田小学校に無事到着。

講義及び実技指導共に体育館で行われ、開催に先立ち静岡県庁担当官から開会挨拶・趣旨説明及び下田市教育委員会・佐々木教育長から挨拶が行われ、前半の講義がスタートしました。
まずは、「小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性」のタイトルで、(1)ボールゲームの授業をめぐるひとつの問題、(2)問題の解決へ向けた2つの取り組み、(3)学習指導要領との関係について、(4)タグラグビーの魅力と題して講義を行い、タグラグビーの体育授業における優位性等を理解していただきました。

後半、実技指導では、実際に子供達に接して指導する立場からの色々なスキルに関して「小学校におけるタグラグビーの指導方法」とのタイトルで、(1)準備運動としての遊び(低学年で扱う運動遊びを含む)、(2)やさしいルールのゲームとその指導法、(3)発展したルールのゲームとその指導法、(4)攻め方と守り方の作戦例と題して、基本となる2人1組のタグの取り合いと、大きな声で「タグ」の発声練習、タグ取り鬼ごっこ、パスの練習、一対一でボールを持って走る・タグの取り合い等のタグラグビーのゲーム・試合を行ううえでの基本を学んでいただき、最後に2チームに分かれ、歩きからスタートし、早歩き、走りと徐々にスピードを上げた模擬試合を行い、全員が大汗をかき実技指導を無事終了致しました。

その後、質疑応答の時間を設けルール・レフリング等に関する活発な質問がかわされ、参加者全員が満足し、今後の下田市近隣地域におけるタグラグビーの展開に繋がる有意義な研修会になった事を報告し、結びと致します。

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報告:佐々木文昭(日本ラグビーフットボール協会 普及育成委員会 タグラグビー部門員)

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