| 主 催 | 
(公財)日本ラグビーフットボール協会、トヨタ自動車ヴェルブリッツ | 
 
| 日 時 | 
平成29年4月15日(土) |  
| 会 場 | 
トヨタスポーツセンター(愛知県・豊田市) | 
 
| 講 師 | 
渋谷 俊治(愛知県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター) | 
 
| 受講者 | 
25名(スタッフ9名) | 
 
 
 
 4月15日(土)、トヨタスポーツセンターにおいて、トヨタ自動車ヴェルブリッツの選手を対象に、タグラグビーティーチャー研修会を開催しました。今回の研修会は、ラグビーを通して地域貢献をしたいというヴェルブリッツの選手たちの熱い思いから、実現しました。 
 この研修で、タグラグビーのルールやスキルだけでなく、指導の手順やポイントを知り、選手たち自らがラグビー未経験の人たちにタグラグビーの楽しさを伝えていくことがねらいです。 
 これまで、トップリーグの選手たちが、様々なイベントや研修会にゲストとして登場し、一般の参加者と一緒に楽しんだり、場の雰囲気を盛り上げたりすることは、全国各地で度々行われてきました。しかし、今回のように、現役の選手がラグビー普及の主体として活動しようという取り組みは、極めて先進的で価値のあるものです。 
 研修会当日は、座学の中で学校体育におけるタグラグビーの位置づけや価値を紹介したり、授業や全国大会でプレーする子どもたちのプレーを映像で紹介したりしました。子どもたちのスピードやスキルの高さには、驚きの声が上がりました。 
 実技の研修では、ラグビー経験のない人や子どもたちに教える際に注意すべき安全面の配慮や、無理なくスキルを身に付けていく段階的な練習やゲームの進め方を体験してもらいました。 
 研修が終わった後も、チーム編成の仕方やコートの広さなど、実際に教える場面を想定して、たくさんの質問が選手から出され、その姿から、今回の取り組みへの本気度が伝わってきました。 
 ヴェルブリッツの選手たちは、この研修会の後、地元の人たちを集めてタグラグビー教室を開催したり、地元の小学校に出掛けて授業を行ったりと、着々とラグビーを通した地域貢献に取り組んでいます。 
 地元豊田市は、2019年ラグビーワールドカップの開催都市になっており、自動車の豊田市ではなく、ラグビーの豊田市としても世界から注目されることになります。ワールドカップでは、選手たちに日本代表の一員として活躍してもらうと同時に、選手たちにタグラグビーを教わった多くの人たちが、世界最高峰の戦いを満喫し、一層ラグビーのすばらしさを味わってくれることを願っています。 
報告:渋谷 俊治(愛知県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター) 
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