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2016/11/11

沖縄県タグラグビーティーチャー研修会

主 催 (公財)日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成28年8月1日(月)
会 場 浦添市立当山小学校体育館
講 師 仲間貴之(沖縄県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
補 助 栄門直也(沖縄県ラグビーフットボール協会)
受講者 10名(スタッフ4名)
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 今年度のタグラグビー指導法研修会は8月1日(月曜日)に浦添市立当山小学校で行いました。今回は県内の先生方への研修会周知の遅れもあり、参加者が少なかったことが残念です。
 研修内容につきましては、はじめに座学を行いました。はじめに、理論研修においてタグラグビーが学校体育にもたらす有用性や学習指導要領に則って系統的な指導を行うことができること、どのスポーツでも必要となる調整力(コーディネーショントレーニング)を培うことができること等を説明しました。実際に体育の授業を通して運動が苦手であった児童がタグラグビーを通して、運動する楽しさ、グループの友達との協力、トライをとる楽しさやタグを取る楽しさを、写真を通して先生方に伝えることができたかと思います。
 次に実技研修では、タグラグビーティーチャーテキストの指導例を中心に、低学年・中学年・高学年と児童の発達段階に応じた指導法や声かけの仕方などを細かく進めることができました。低学年では遊びを通して身だしなみやタグの取り方・タグの返し方ともらい方・ボールの持ち方など先生方が「子どもたちへどのように指導や声かけの仕方をすればよいのか」という困り感に答える形で進めていくことができました。
 中学年では「ボールを前に投げない」「相手にぶつからない」「コートの外に出ない」という3つの最低限のルールを適用し、ゲームを行いました。その中で「(児童の中に)どうしてもボールを前に投げてしまうが、どうすればよいか」という質問があり、「そのような場合は、タグを取られたら後方にいる味方に体を向けてパスをすればノックオンを防ぐことができる」と動作を交え説明すると「なるほど」と理解を得ることができました。
 高学年では、動きが慣れてきた頃に、「ノックオン」「オフサイド」のルールを取り入れました。授業計画においても同様で、児童の状況に応じて、「ルールを共に創り上げる」ことができるということを理解できたように思います。
 研修会に参加してくださった先生方から「指導法や授業の展開の仕方を悩んでいたのでとても勉強になった」、「『ゲーム感覚』という言葉が印象的でした。楽しく・安全にプレーするための指導法をたくさん学ぶことができてとても良かった」、「タグラグビーは高学年のイメージだったが、低学年でもできそうなものがたくさんあったので、是非自分のクラスでも実践してみたい」、「低学年・高学年への指導の場合と分けて実技があったので、わかりやすかった」等の感想をいただきました。
 参加していただいた先生方・スタッフの皆さんと、参加人数は少ないながらもコミュニケーションを取りながら楽しい雰囲気で研修を進めることができました。参加していただいた先生方がこの研修を通して、タグラグビーの楽しさや運動能力向上の可能性を子どもたちや周りの先生方に広げ、ラグビーファミリー拡大の一助になれば幸いです。

報告:仲間貴之(沖縄県ラグビーフットボール協会タグラグビーエデュケーター)

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