主 催 |
日本ラグビーフットボール協会 |
日 時 |
平成26年8月18日 |
会 場 |
メートプラザ佐賀 |
受講者 |
18名(スタッフ2名) |
講 師 |
陶山 淳史(佐賀県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
伊藤 正光(佐賀県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター) |
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昨年度、エディケーター研修会を受講した陶山淳史とエデュケーターの資格を持つ伊藤正光で、佐賀市のメートプラザ佐賀においてティーチャー研修会を開催しました。
前半は講義を行いました。
ティーチャー研修会用のパワーポイント資料を用いて、タグラグビーのもつ教材としての特性や効果等を説明しました。これまで学校現場の体育授業で行う中での経験を踏まえて、子ども達の様子やこちらの働きかけに対する反応など具体的な事例を交えながら説明を行いました。
後半は実技講習を行いました。
導入段階のタグを使った遊び、(ボールリレー、手つなぎタグとり、チーム対抗タグとり鬼)を、参加者と一緒に実際に行いながら、説明をしました。エディケーター講習会で強調されていた、安全への配慮(ケガを絶対にさせない)を念頭におき、注意事項を詳しく説明しながら行いました。
次にチームでの協力を必要とする4~5人組での活動を行いました。パスとパスを用いたボール集めゲーム、三角パス等、コミュニケーションゲームとしてのタグラグビーの特性を強調しながら、実技講習をすすめました。
最後は、20メートル×12メートルのコートでゲーム指導を行いました。歩き→ジョグへと難易度をあげていきました。
ここでは、ゲーム中におきやすい子ども達のつまずきを取り上げたり、賞賛のことばを多くかけたりするように指示をしながら行っていきました。
日本協会から送っていただいた資料を用いながら講習を行っていったので、指導する側も受講する側も流れをつかみやすく、わかりやすい講習会を実施することができました。受講者からも、「この資料を見ると、今日の流れがあらためてよくわかります。活用できそうです」という感想をいただきました。
実技向上のための練習方法を教えてほしいという質問もありました。まずは、あまり勝ち負けにこだわらず、どんな子どもにもトライをさせて、喜びを味わわせてあげてほしいと伝えました。その上で、ディフェンスの方法などについて若干の指導を行いました。オフサイドの指導については待ち伏せをしないこと、実際にゲームをするにあたってのレフリーは事前にみんなでルールを確認し、子どもたちで審判をし合うこと、困った時はじゃんけんをするとアドバイスをしました。
多くの受講者が「実際にやってみて楽しかった。」「運動量が確保できて、授業で活用したい。」と前向きな言葉をいただきました。やったことがなかったり、イメージがわきにくかったりするものには、とっかかりにくいものです。今回の研修会では、先生方のタグラグビーへの垣根を低くできたのではないかと思います。
報告:陶山 淳史(佐賀県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
伊藤 正光(佐賀県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
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