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2014/2/27

トライセットレポート「北海道 札幌市立羊丘小学校」

学校名札幌市立羊丘小学校 実施日平成25年12月 全6時間
担当教員名木暮 千裕 実施学年・人数6学年 3クラス 111名
学校・学級紹介 <児童・地域の実態>
 札幌ドームのすぐそばにある、全校児童約550名程度の学校である。児童の実態としては、サッカーやバスケット、野球などの少年団や、その他にも習い事として地域で様々なスポーツを習うことができる環境にあるため、日頃からスポーツに親しんでいる児童が多い。しかし、学年が上がるにつれて外遊びをする子が減っている実態もあり、体力面の個人差が大きく、能力も個人差がある。
<本校のタグラグビーの取り組み>
 2010年度より、ゴール型ゲームの一環として年間6時間程度実施。(5,6年生対象)ドリブルがないボール運動なので、上記の個人差を意識せずにどの子も取り組みやすい競技であると考え、取り入れてきた。
実施内容  今年度は、最初の1時間は学年全体でルールの確認を行い、中3時間は学級ごとに練習をしたり作戦を立てたりした。残りの2時間は、学級対抗のタグラグビー大会を行った。

<学級ごとの練習の1時間の流れ>
準備運動⇒タグとり鬼⇒パス練習⇒作戦タイム?@⇒ゲーム?@⇒全体交流⇒作戦タイム?A⇒ゲーム?A⇒振り返り&整理運動
指導のポイント  5年生では、3人という少人数で試合を行うことで一人一人が動くことの必要性を生み、ボールを持った時にタグを取られることを恐れずに積極的に攻める姿勢を身に付けることを目指した。
 6年生になった今年は、1チームの人数を増やし、戦術を練ることに重きをおいた授業を行った。守りでは、間をぬけられないための並び方を考えた。攻めでは、ボールを持っていない児童の動き方に注目し、ボールを持っている子の後ろに三角形を作るように並んで攻め、タグを取られたときにすぐパスを出せる場所を作っておくことでチャンスが生まれることを学習した。
感想・印象
今後の課題
 2年間で段階を追って学習したことで、運動を苦手としている児童でも一人一人が積極的にゲームに参加する姿勢が育った。児童の感想にもあるように、習得すべき技術が少ないため戦術を考えやすく、児童同士がアイディアを活発に交流する姿が見られた。また、多くの子に得点するチャンスがあることも魅力の一つであり、得点を決めるたびに盛り上がりを見せていた。
 子どもの技術面に差がある場合、タグラグビーのような「誰でも楽しめる」ルールや必要な技術がシンプルなスポーツは、子どもたちに運動に興味をもたせるためにはとても有効なスポーツであると考える。例えば、低学年でも鬼遊びの一環としてしっぽとり鬼をタグを用いて行うなど、学年に応じた応用の仕方もたくさん考えられると思う。

提出いただいたレポート

 1)実施レポート
 2)児童感想文
 3)写真
 4)指導計画

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