学校・学級紹介 |
本校は鹿児島市の西側に位置し,緑の山々に囲まれた静かな住宅地にある。全校児童は520名ほどで運動好きな子も多く,昼休みになると多くの子どもたちが校庭に出て遊んでいる。
本校では,1・2年生の鬼遊びでタグを利用し,2年生と4年生にタグラグビーを取り入れている。また,4~6年生のクラブ活動でも取り入れている。タグラグビーは,技能差や年齢差にとらわれることなく気軽に親しめるチームスポーツであることから,クラブ活動でも取り入れ実施した。
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実施内容 |
クラブ活動では,異年齢による縦割りのグループで活動を行った。
(1)タグ取り鬼,うし・うまゲームなどでタグを捕る動き,相手をかわす動きに親しむ。
(2)通り抜け鬼(点)でタグを取る動き,相手をかわす動きに親しむ。
(3)通り抜けおに(エリア)でパスをつなぐことで得点につながる良さを知り,それに応じた動きに親しむ。
(4)やさしいタグラグビーゲーム(タグを捕られるまで進み,捕られたらパスをする。タグの回数に関係なく,トライするまで続ける。)を通して,タグラグビーの特性に親しみゲームを楽しむ。
(5)タグラグビーのゲームを通してチームごとに作戦を立てるなどして楽しむ。
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指導のポイント |
参加する児童全員が楽しみながら技能を身に付け,ゲームに生かせるように指導してきた。まず,タグを使って簡単に取り組める鬼遊びから始め,徐々にチームでの動きが必要になる遊びへと段階を経て指導した。
また,ひとつひとつの遊びにはそれぞれにポイントがあり,そのポイントに子ども自身が気づき生かすことができるように,遊びの後には全体でポイントを共有する場を設定し,子どもたちの言葉でまとめ,それを踏まえてもう1度やってみるという指導の流れを取った。
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感想・印象 今後の課題 |
異年齢集団なので技能の差が非常に大きい中で進めてきたが,それにとらわれることなく全員が楽しく活動することができている。タグラグビーは,コートや人数,ルールを工夫することで,得意な子だけでは得点できず,得意な子も,得意でない子もパスやトライによって喜びを得たり共有できたりする素晴らしい種目であることを改めて感じることができた。
今後は学習の時間だけでなく,休み時間にもタグラグビーをできるような環境を整え,より多くの子どもたちにタグラグビーを親しむことができるよう教育課程も含め検討していきたい。
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