ホーム
ニュース
記事詳細

ニュース

2013/11/28

霧島市 タグラグビーティーチャー研修会

主 催 (公財)日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成25年8月8日
会 場 霧島市上床公園 上床ドーム
受講者 13名(スタッフ1名)
講 師 福永 尚洋(鹿児島県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)

 8月8日(木)、鹿児島県霧島市の「上床公園上床ドーム」でタグラグビー指導者研修会を実施しました。県中部の姶良市や霧島市の小学校7名の先生方が受講されました。ほとんどの先生方が、タグラグビーの指導方法や評価の仕方など全く知りませんでした。また、ルールが難しいというイメージをもっていらっしゃいました。
 最初、タグラグビーとはどのようなものであるかを知っていただくために、体育授業でのやさしい試合風景をVTRで見てもらいました。その中で、攻撃はボールを持ってゴールへ向かって走るだけ、守りはボールを持っている人のタグを取るだけで前進を防ぐことができることなどを説明しました。以前は、最初にVTRは見ていただいていなかったのですが、タグラグビーやラグビーを全く知らない先生方にとって、タグラグビーがどんなものであるかを知ってから講習を受けると、理解度が大変良くスムーズに研修会ができるようになったので見ていただくことにしました。しかし、VTRを見ただけでは、ラグビーを全く知らない先生方にとって、なぜボールを前に投げてはいけないのか、守りはどう動けばよいのか、まったく理解ができない様子でした。
 その後、座学でパワーポイントの資料を使って、タグラグビーが平成20年度に改訂された学習指導要領解説に例示されていることや、タグラグビーのもつ良さが現在の学校現場における体育授業の問題を解決するための一つの方法としてとても効果的であることを説明しました。また、タグラグビーは、チームとしても話し合った作戦を生かすことができ、子供たちだけでも楽しく運動できるスポーツであることも説明しました。
 そして、実技では学習指導要領の全学年に記載されている「健康・安全に」を第一にいろんなレベルでの指導方法を紹介しました。また、その中で指導する環境「場」の設定や、教師としての大切な「声かけ」を各ポイントで説明しました。また、低学年から中学年、そして高学年のゲームまでを発達段階に応じて系統的に動かす方法を紹介しました。
 研修会最後に、先生方から、「いろいろな遊びを知ることができてよかった。」、「低学年での遊びから高学年のゲームへ系統的につながっていることが分かった。」「体育科授業の幅が広がった」という感想が聞かれました。各先生方が、この研修で習得したタグラグビーの良さを他の先生方や子供達に紹介し、楽しいタグラグビーの授業を取り入れてくださることを願ってレポートを終わりたいと思います。

報告:福永 尚洋(鹿児島県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)

ニュース一覧へ