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2013/9/27

第2回奈良県タグラグビー交流大会「若草杯」

主  催 奈良県ラグビーフットボール協会
主  管 若草杯実行委員会
後  援 奈良県教育委員会
協  力 関西ラグビーフットボール協会、奈良市ラグビーフットボール協会、天理ラグビークラブ、ベルクラシック奈良、リコーブラックラムズ 他
日  時 平成25年6月22日(土)
会  場 奈良市鴻池陸上競技場(メイン・補助)
参加チーム 31チーム(約200人)
タイムスケジュール 09:15 受け付け開始
09:30 開会式
09:40 予選プール開始
12:00 昼休憩
12:15 天理中学ラグビー部による紅白戦観戦
12:45 決勝トーナメント開始/フレンドリーマッチ開始/ラグビー体験コーナー
14:45 閉会式
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 今年3月に天理親里競技場で初開催された若草杯。今回はその第2回大会として、場所を奈良市に移しての開催となりました。本大会にも30チーム以上の参加があり、200人を超える選手が芝生のグランドでタグを楽しみました。観客もふくめると300人以上の人たちに支えられ、大会は大いに盛り上がりました。今大会も三重の若草山のように、3つのリーグに分かれて参加者全員がそれぞれのレベル・場所で競い合い、楽しくタグラグビーを行うことができました。

◆ チャンピオンリーグ・・・勝敗にこだわりタグを楽しむカテゴリー
◆ チャレンジリーグ ・・・小学校中学年以下を主な対象とし、タグを楽しむカテゴリー
◆ エンジョイリーグ ・・・大人を中心にタグを楽しむカテゴリー

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 朝9時30分、天理中学校渡辺監督の開会宣言により、第2回若草杯が始まりました。
今大会は、ラグビースクールの参加が無く、チャンピオン・チャレンジリーグは、小学校チームのみの参加となりました。
 9時40分いよいよ予選プール開始です。チャンピオンリーグは全チーム真剣に勝つことを目指して熱戦が繰り広げられました。今大会もっとも注目すべきはチャレンジリーグです。参加チーム数も最も多く、時に真剣に、時に楽しく、タグラグビーの持つ魅力が十二分に発揮されたリーグとなりました。概ね中高学年中心のプールと、低学年や初心者中心のプールに分かれて、試合を行いました。どの子も一生懸命芝生のグランドを駆け回り、たくさんのトライと笑顔があふれていました。
 エンジョイリーグではいつも通り、大人達が思いっきり楽しんでタグラグビーを行ってくれました。中でも、耳成南小学校や、奈良市立小学校連合チームなど8校ほどの小学校の教諭がチームを作りたくさん参加してくれました。勢い余って飛び込んでしまう大人や先生達も続出。子ども以上にハッスルしていた姿が印象的でした。小学校現場に戻ってタグラグビーを広めてくれることと思います。
 チャレンジリーグでは、MIPと称し、Most Impact Player の表彰を各試合終了後に行いました。「もっとも優れた選手」ではなく、「もっとも印象に残った選手」として、すべての子ども達に受賞のチャンスがあるようにしました。笑顔が素敵、一生懸命、声が大きかった、などなどその試合で印象深い選手に、トップリーグのリコーブラックラムズから提供頂いたストラップが渡されました。勝ち負けだけではなく、楽しむことも大切にして欲しいという主催者の思いです。MIPの子ども達は、その賞をとっても誇らしげに周りの友達や大人に見せてくれていました。
 午後からのトーナメントでは、それぞれのチームがメダルを目指し熱戦を行いました。チャンピオンリーグでは、古豪飛鳥タグと前栽小学校が白熱した戦いを見せてくれました。同点という熱戦の末、抽選で前栽小学校が準決勝進出という結果となりました。もう一方のトーナメントは、前栽小学校と済美南小学校が熱戦を繰り広げ、こちらも延長戦の末、前栽小学校が決勝進出。決勝戦は前栽小学校同士の兄弟対決となりました。どのチームも力が均衡しており、手に汗握る試合が繰り広げられました。

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 今大会も、コートの広さは、チャンピオンリーグでは全国小学生タグラグビー選手権大会の規則に準じた40m×30mのコート2面、チャレンジリーグとエンジョイリーグでは、30m×20mとし、本来4面しかとれないコートを6面取りました。たくさん試合をしてもらうため、無理なく試合で楽しんでもらうための広さを考えました。また、適度にコートをあけておくことで、組み合わせ以外でも自分たちで相手を探し空きコートで試合をするチームも見られました。
 また、今大会が初めての試合という教員も多かったため、予選開始後30分ほどをタグラグビー講習会とし、解説付きで試合の観戦をし、その後基本練習に当てました。初めての大人達も安心して試合に臨めたように感じました。

 大会運営においては、天理中学校のラグビー部が全面協力してくれました。準備や片付けはもちろん、得点係やタッチジャッジ、小学生の指導など、あらゆる場面で活躍してくれました。彼らのおかげで大会がスムーズに運営できました。
 また、昼休憩の時間には、天理中学校ラグビー部によるラグビーの試合を行ってもらい、多くの小学生達が、初めて目にする本物のラグビーに感動と感嘆の声を漏らしていました。本物にふれることで、子ども達だけでなく大人達にもラグビーを身近に感じてもらえた瞬間でした。
 午後からは、1時間ほど試合と並行して天理中学ラグビー部によるラグビー体験コーナーを設けました。大人も子どもも初めて当たるパットやタックルを楽しんでいました。

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『ラグビー体験コーナー1』
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『ラグビー体験コーナー2』

 14時45分からは閉会式が行われました。優勝チームや入賞チームに大きな拍手が送られました。第2回若草杯の優勝は前栽小学校Aチームでした。
 今大会もう一つ大切にしたことは、選手全員に賞を贈るということです。勝ち負けだけではなく、がんばったみんなに、そして何より楽しんだみんなに賞状を準備しました。
 大人も子どももみんなが笑顔になれる閉会式でした。

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『閉会式1』
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『閉会式2』
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『チャンピオン・チャレンジリーグの選手に』
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『エンジョイリーグの選手に』

 最後にお世話になった天理中学校ラグビー部に感謝状を渡して閉会式が終了しました。
 後日、多くの新聞にも取り上げて頂き、今大会が広く奈良県内に周知されました。

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『天理中学校ラグビー部による紅白戦の様子』
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『天理中学ラグビー部への感謝状』
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『産経新聞』
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『朝日新聞』
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『朝スポ』

 大会を終えて、今大会も子どもから大人まで、参加したたくさんの人たちが笑顔で一日過ごしてくれたこと、それぞれの目標に向かって一生懸命楽しめたことが何よりの成果だと感じました。教員の参加も増え、今後のタグラグビーの普及が楽しみな大会となりました。
 今大会は第1回と比べると様々な進歩が見られた大会となりました。一番の進歩は事前に関係者が集まり、役割分担し、みんなで作る大会に成長したということです。第3回は3月16日に親里ラグビー場で行われます。次回大会もさらなる進化を目指していきます。
 最後に、後援頂いた奈良県教育委員会並びに協力頂いたベルクラシック奈良、リコーブラックラムズなど関係諸団体、天理中学校ラグビー部をはじめ大会運営に関わって頂いたすべての方々に御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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報告:高橋 一博(奈良県ラグビーフットボール協会)

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