
北海道北見支部タグラグビーティーチャー講習会 8月10日
小学校の新学習指導要領に例示された「タグラグビー」が、全国の小学校体育授業に本格導入される中、北海道網走管内を所管する北見支部が、北見市内の小学校教員を対象にティーチャー講習会を開催しました。夏休みの研修期間を利用しての開催となりました。
その後、体育館に場所を移し実技研修を行いました。「金魚のふん」「チーム対抗タグ取りゲーム」「円陣パス回し」「1対1トライ合戦」の基本メニューでタグに慣れること、ボールに慣れることを意識し、各種目のポイントを説明しながら、タグの取りにくさ、ボールの扱いづらさを感じた後、工夫次第で扱いやすさが変わることを実感してもらいました。ランパスでは前に出る意識ともらうときのコーリングを、「ウォーキングタグラグビー」で動きの確認と適宜止めながらルールの解説をしました。最初は「スローフォワード」だけを反則とし、トライをとるまで攻撃してみたところ、序盤にあわてて前へパスをしてしまうミスがあっただけで、ちらほらとトライする場面が出始め、徐々にルールを加えて行きました。安全面への配慮を説明するまでもなく、接触プレーがほとんど発生しない中、オフサイドを適用してもいい段階に。「ボールを持ったら前にでる」「ボールを持った人の後ろを走る」を合言葉に、タグを取らせて前に出て、最後はスペースにパスを放ってトライと驚きの場面がしばしば。予想以上の飲み込みの速さに、教える方も面白くなり、ゲーム中の記録写真を撮り忘れるほど盛り上がってしまいました。
講習の最後には、サントリーカップ支部予選の開催案内と、他の教員仲間でタグラグビーに興味を持っていただける方がいた場合は、いつでも講師を派遣することを申し添え締めくくりました。 報告:原田 直樹(北海道ラグビーフットボール協会 北見支部) |