
北海道北見支部タグラグビーティーチャー講習会 5月21日
小学校の新学習指導要領に例示された「タグラグビー」が、全国の小学校体育授業に本格導入される中、北海道網走管内を所管する北見支部が、網走市内の小学校教員を対象にティーチャー講習会を開催しました。学校の都合上、2日間に分けての開催となりました。
その後、体育館に場所を移し実技研修を行いました。「金魚のふん」「タグ取り合戦」「チーム対抗タグ取りゲーム」「円陣パス回し」「1対1トライ合戦」の基本メニューでタグに慣れること、ボールに慣れることを意識し、各種目のポイントを踏まえて段階的にレベルアップを図りましたが、教員の皆さんは理解力が高く、教える方も非常にやりやすさと面白さを感じながら進めることができました。昨年、サントリーカップ北見支部予選に出場していただいたメンバーの指導に当たった方以外はラグビー経験のない人ばかりでしたが、鬼ごっこ感覚で楽しめるのと、運動量の多さを実感してもらえたと思います。
2日目は「ボールリレー」「通り抜け鬼」「ランパス」を経て「ウォーキングタグラグビー」で動きの確認と適宜止めながらルールの解説を踏まえました。最初は「スローフォワード」だけを反則とし、4回の攻撃権でより前へ進みトライをとりにいくようにとアドバイスしたところ、初めは前へ出られずに下がったり、あわてて前へパスをしてしまうなどのミスがあったので、その都度解説を入れて修正を図りました。すると、ちらほらとトライする場面が出始めたので、徐々にルールを加えて行きました。時には勢い余って転倒する場面もあったので、安全面への配慮を説明しました。終盤には、タグ経験者が個人技で突破しようとする動きの中で、意図的に味方のサポートを探す仕草をおりまぜ、なかなかボールを持てない味方にパスをしてトライへつなげるなど、ここでも「さすが教員!」と感心させられる場面が多々ありました。
講習の最後には、サントリーカップ支部予選への出場をお願いし、授業等で子どもたちがタグラグビーに触れる際にはぜひまた呼んでくださいとお願いして締めくくりました。指導者としても、意欲的な先生方に触れることでさらに指導方法のポイントをつかんだ気がしました。 報告:原田 直樹(北海道ラグビーフットボール協会 北見支部) |