主 催 |
(財)日本ラグビーフットボール協会 |
日 時 |
平成24年8月22日 |
会 場 |
読谷村古堅小学校 |
受講者 |
58名(スタッフ5名) |
講 師 |
寺西 千早、楚南 兼俊(沖縄県ラグビーフットボール協会) |
今年のティーチャー研修会はより多くの先生方が参加できるよう、また二学期からの体育科の授業また学級経営に活かすことができるように夏休みに開催した。夏休みの開催ということもあり、予想をはるかに上回る60名近くの先生方の参加、さらにその半数近くが女性の先生方であり、大変充実した研修会となった。
新学習指導要領と照らし合わせながら、タグラグビーのもつ魅力を中心に座学で学び、その後、各学年段階におけるタグを使った遊びやタグラグビーのゲーム等の活動を紹介・体験を行った。
タグを使った遊びやタグラグビーのみを教えるのではなく、その過程においてどのような力を子どもたちに育みたいか、そして教師自身が具体的にどのような声かけをすればよいのか、またどのような活動をさせるにしても体育科の根底にある安全面への配慮を欠かすことなく行ってほしいということを踏まえて実技指導を行った。
参加された先生方は活動そのものを楽しみ、またグループで活発に意見交換を行っている様子も見られ、「タグラグビーと聞くと、すぐにそのルールやゲームでの技術ばかりに重石を置いて指導しがちで、そこがタグラグビーを難しいと感じている原因であったことに気付くことができた」「タグを使った遊びでは集団行動や仲間意識を芽生えさせる手立てともなり得るのですぐに実践へつなげたい」「タグラグビーにはいろいろな動きの要素があり、体育科の他の領域にも十分活かすことができる」という感想があがった。
今回の研修会でタグラグビーの指導に対する不安感を少しでも取り除くことができたのではないか、またタグラグビーを手段として子どもたちを教育していくことこそが大切であるということが伝わったのではないかと思う。次回以降の課題としては、研修を数回に分けて実施し、詳しいルールについての説明やそれを基にしたゲーム指導までできると良いということも挙がった。
エデュケーターとして、初めてのティーチャー研修会であったが、多くのスタッフに支えられ、会場全体が和気あいあいとした雰囲気の中で研修を進めることができた。また、参加した先生方は年齢や学校の隔たりを超えて、打ち解けあい、笑顔で研修に臨んでいた。自分が肌で感じた楽しさをぜひ子どもたちに、そして自分の周りの同僚にも伝えていきたいという声も聞かれ、今後も有意義な研修会の企画・実施に努めていきたいと感じた。
 |
 |
報告:寺西 千早、楚南 兼俊(沖縄県ラグビーフットボール協会)
|