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2012/9/14

平成24年度 第二回神奈川県タグラグビー指導者養成講習会(ティーチャー研修会)

主 催 (財)日本ラグビーフットボール協会 神奈川県ラグビーフットボール協会
日 時 平成24年8月12日(日)13時~16時
会 場 神奈川県立体育センタースポーツアリーナ(神奈川県藤沢市善行7丁目1)
受講者 神奈川県内小学校関係者および地域指導者
講 師 小玉 繁夫(神奈川県ラグビーフットボール協会)
栗林 秀貴(神奈川県ラグビーフットボール協会)

 第一回に引き続き、第二回タグラグビー指導者養成講習会を実施致しました。
受講者14名中の大半が実際に小学校の授業においてタグラグビーをすでに導入されているとのことで、講義、実技共に充実した内容で講習会を運営することができました。

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 前半の講義では(1)ボールゲームの授業をめぐるひとつの問題、(2)問題解決へ向けた2つの取り組み、(3)学習指導要領との関係について、(4)「タグラグビー」の魅力について資料に基づいて解説を行ない、受講者の理解を深めることができました。
 特に運動好き/嫌いの2極化問題への対応、運動量確保の方策の一つとしてのタグラグビーの有用性については、種々のデータに基づいて解説したため受講者にとって理解が深まる内容であったと考えます。これからタグラグビーを授業に取り入れようとしている受講者にとっては、新鮮な知識として今後の活動の動機付けとなりうる有効な講義であることを、講義中の受講者とのコミュニケーションによって確認できました。
 「運動が苦手な児童が体育の授業でなかなかボールに触ることができない現状があり、 タグラグビーはこれを打開するのに有効な方策のひとつ」という受講者の発言も聞かれ、改めてタグラグビーへの期待が高いことを認識しました。
 一方、既にタグラグビーを授業に取り入れており、今後の発展的な授業へのヒントを求めている受講者にとっては、今回の講義は概ね既知の内容であり、タグラグビー導入後の具体的な指導方法の確立は今後のテイーチャー講習の課題であると受け止めたいと思います。

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 後半の実技は、空調の効いた体育館で実施することができたため、暑さの厳しい時期であるにも拘わらず、受講者はタグラグビーの楽しさ、運動量の多さを体感しました。
準備運動の後、三角パス、タグ取り鬼、サークルパスやボール集めなどを行いましたが、いずれも楽しみながら体を動かしつつチームに分かれて競争の要素も取り入れており、ボール運動が苦手な子も興味を持って取り組むことができそうであると多数の受講者から好評でした。又、ゲーム形式の実技においては、タグラグビー経験者だけでなく未経験者もすぐにルールを理解してトライを目指して奮闘しておりました。

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 ルールが簡単ですぐにゲームを楽しむことができるタグラグビーの特徴を体感して頂けたと思います。 実技後の質疑応答でも受講者から実際の授業で取り入れるにあたってのレフリングなどの課題についてデスカッションが行われ、非常に手応えのある講習会となりました。

報告者:小玉 繁夫(神奈川県ラグビーフットボール協会)

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