
福井県ティーチャー研修会
小学校の新学習指導要領に例示された「タグラグビー」が、全国の小学校体育授業に本格導入される中、小浜市で一昨年に引き続き2回目のティーチャー研修会を開催しました。当日は、5月中旬に関わらず最高気温が14℃と寒い日となりました。
後半は陸上競技場に移動し実技研修を行いました。初めに、「三角ランニングパス」「タグ取り鬼」「サークルパス」「1対1トライ合戦」等の基本メニューを紹介していき、各種目の実施上の注意点など行って行きました。ラグビー経験の有無に関係なく鬼ごっこ感覚で楽しめるのと、運動量の多さを実感してもらえたと思います。参加者はタグを追い夢中になって取り組んでいました。
続いてゲームの進め方を説明しました。最初は「スローフォワード」だけを反則としたやさしいゲームから始め、タグの回数も決めずトライするまで攻撃をしてもらい、トライする喜びを実感してもらいました。その後、徐々にルールを加えて行きました。ここでもルールの導入に仕方や実施上の注意点、特に安全面での配慮、運動が苦手な児童への指導方法等について説明を行いました。最初は個人技で突破しようとするのが目立ちましたが、後半になるとチームワームが芽生えてフォローしてボールを繋いでいました。
講習の最後に感想を聞いたところ「ボールを持ったり、タグを追いかけたりしているうちに自然と身体が動き、結果豊富な運動量が得られる。」「ルールが簡単だから子どもたちに教えやすい。ただオフサイドを教えるのが難しい。」などご意見をいただきました。最後に研修会のまとめを行い、講習会を終了しました。
報告:畠中 豊(福井県ラグビーフットボール協会) |