
「第53回関東地区私立小学校教員研修会」におけるタグラグビー指導者養成研修会の開催レポート
小学校の新学習指導要領に例示された「タグラグビー」が、全国の小学校体育授業に本格導入され、各地の小学校校庭において楕円球を抱えて走る子ども達の姿が見られる様になった昨今、53回の歴史を数える「関東地区私立小学校教員研修会」「第9分科会・体育」の研修テーマにタグラグビーが取り上げられ、日本協会に講師派遣のお声掛けをいただき、神奈川県内の私立小学校の先生方を集めたタグ指導者養成研修会(タグティーチャー研修会)が開催されました。 打ち合わせ・昼食後、教室での講義では「小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性」のタイトルで、
と題して講義を進め、真剣・熱心な表情で受講していただきました。
と題して、金魚のフン、パスの練習、一対一のタグ取り、ロブ・ザ・ネスト等と実際に汗をかいていただき、最後は4チームに分かれ模擬試合を行っていただきました。 時間の関係から模擬試合は、易しいルールのみで行いましたが、開始当初は、遠慮気味にタグを取りに行っていた先生方も終盤には夢中になって相手のタグを取りに行き、また、自軍の攻撃時にはパスを貰おうと大きな声で指示を出す等、すっかりタグラグビー・ゲームに慣れ親しみ、吹き出す汗も気にせず活き活きとした動きを見せておりました。 実技指導の後、その場で研修会全体を通しての質疑応答及び意見交換を行い、充実した研修会が終了致しました。 質疑応答及び意見交換では、具体的な段階を追った指導方法、詳しいルールの解釈等沢山の質問が出た中で、特に印象に残ったお話は、「既に、体育授業に導入しており、肥満気味で運動が不得意な生徒が名門中学校に進学し、ラグビー部に入り頑張っている!」との、大変嬉しく心強いお話が聞かれました。
報告:佐々木文昭(日本協会事務局) |