
平成23年度タグラグビー指導者養成講習会(広島市立五日市中央小学校 職員研修)報告
広島市立五日市中央小学校の職員校内研修(体育科実技研修)で、タグラグビーを取り上げたことにより、その指導の依頼があり、8月26日(金)タグラグビーティーチャー養成研修ということで講師として出向いてまいりました。 五日市中央小学校の先生方21名、五日市東小学校の先生1名、さらに、トップキュウシュウAリーグに位置するマツダラグビー部の地域貢献活動の委員5名の計27名が参加しました。 前半は空調の効いた音楽室で「小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性」ということで、講義を実施しました。学校体育現場で抱えている児童の体力低下、運動の得意な子と苦手な子の二極化こと等について、その糸口を解決するヒントになるのが学校体育での新しいスポーツ・タグラグビーであることを説明し、うなずいてもらった。パスするタイミング、オフサイドの見解等の質問が出て、研修の取り組みの真剣さを感じました。 後半は会場を同校の体育館に移し、実際にタグラグビーを体験してもらいました。実技内容は、?@うし・うまゲーム ?A手つなぎタグ取り ?Bタグ取り鬼ごっこ ?Cロブザネスト ?Dボール送りゲーム ?E円形パス回し ?Fボールを使った3人一組のシャドウラン ?G2人一組のランパス ?Hトライに挑戦(一対一で相手をかわしてトライをとる) 先生方には、初めて取り組むスポーツに対し、童心に返ったかのように一生懸命に体を動かし、ボールをパスしたり、タグを取ったり取られたりしながら、運動量が豊富で身体接触がなく、みんなが楽しめるタグラグビーの良さを体感していただきました。 午前中の講義のオフサイドの質問には、実際どのような場面で起こりやすいか、タグ後の最初のパスはとったらいけないとはどうゆうことかを実技で理解してもらったことは身体で理解してもう良い実技になりました。 研修終了後、早速、3学年の先生から、学年全体でタグラグビーを実施したいので指導のお手伝いをお願いしますとの話がありました。タグラグビーの持つ魅力が、学校教育現場で活かされることを理解した結果と思いました。もちろん、お手伝いに出向くつもりです。 先生方には、今までのボール使った授業にない新しいボールゲーム=タグラグビーに体育授業の悩みを解決してくれる可能性を秘めていることを感じとってもらえたと思います。 今後、タグラグビー未経験の小学校教諭にタグラグビーのすばらしさを伝えていけるように、先生つながりで近隣の小学校にアピールしてもらうようお願いし、少しずつタグラグビーの輪を拡げていきたいと考えています。
報告者:関西ラグビーフットボール協会 永川 信平 |