ホーム
ニュース
記事詳細

ニュース

2011/9/3

「東京都葛飾区教育委員会主催・タグラグビー指導者養成研修会」開催レポート

事業名称 葛飾区夏季体育実技研修会(タグ・ティーチャー研修会)
主催者 葛飾区教育委員会
期 日 平成23年8月22日(月)・9時~12時
会 場 東京都葛飾区立細田小学校(視聴覚教室・体育館)
受講者 葛飾区内小学校教諭等・19名
講 師 佐々木文昭(日本協会事務局 普及・競技力向上委員 育成コーチ)

小学校の学習指導要領に例示された「タグラグビー」が、今年度より全国の小学校体育授業に本格導入され、各地の小学校校庭において楕円球を抱えて走る子ども達の姿が見られる様になった昨今、先生方が秋以降の体育授業で子ども達に指導すべく、今年度の「葛飾区夏季体育実技研修会」にタグラグビーが採用され、葛飾区教育委員会から日本協会に講師派遣のお声掛けをいただき、区内の小学校の先生方を集めたタグ指導者養成研修会(タグ・ティーチャー研修会)が開催されました。

研修会当日、日本協会事務局から私・山口の両名に加え、日本協会タグ部門長の東京学芸大・准教授鈴木先生にもサポートいただき、夏休も終盤に差し掛かり厳しい暑さも梅雨前線の南下による雨模様で若干涼しくなった午前中、視聴覚教室における講義と、体育館における実技指導に夢中で取り組くんでいただいた研修会となりました。

まず始めに視聴覚教室にて講義1として、「小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性」のタイトルで、?@ボールゲームの授業をめぐるひとつの問題、?A問題の解決へ向けた2つの取り組み、?B学習指導要領との関係について、?Cタグラグビーの魅力と題して講義を進め、真剣・熱心な表情で受講する先生方に加え、校長先生・副校長先生・教育委員会の方達にも一緒に聴いていただきました。

次に体育館での実技指導に移り、「小学校におけるタグラグビーの指導方法」とのタイトルで、?@準備運動としての遊び(低学年で扱う運動遊びを含む)、?Aやさしいルールのゲームとその指導法、?B発展したルールのゲームとその指導法、?C攻め方と守り方の作戦例と題して、金魚のフン、パスの練習、一対一のタグ取り、ロブ・ザ・ネスト等と実際に汗をかいていただき、最後は3チームに分かれ模擬試合を行っていただきました。

模擬試合は、易しいルールからスタートし、徐々に発展的なルールを取り入れて行い、開始当初は、遠慮気味にタグを取りに行っていた先生方も終盤には夢中になって相手のタグを取りに行き、また、自軍の攻撃時にはパスを貰おうと大きな声で指示を出す等、すっかりタグラグビー・ゲームに慣れ親しみ、吹き出す汗も気にせず活き活きとした動きを見せておりました。

実技指導の後、視聴覚教室に戻り講義2として、指導成果の一例紹介と題して、福井県内のケーブルテレビで放映された昨年度の「サントリーカップ・タグ福井県予選大会」の模様を視聴していただき、体育授業における実施例を、日本協会・普及育成委員会で作成したタグラグビーを教える指導者のためのDVD、「みんなでトライ!」を視聴していただき、指導のポイント等を学び、最後に、研修会全体を通しての質疑応答を行い、充実した研修会が終了致しました。

講義後の講評・挨拶では、葛飾区内の小学校体育指導責任者に当たる谷口校長先生から、「本日指導していただいたタグラグビーを、早速、秋からの体育授業に取り入れたい!」との大変嬉しいお話と、今後の体育授業でのタグラグビーの明るい展望を報告すると共に、当研修会開催に尽力していただい細田小学校副校長・平田先生、葛飾区教育委員会総合教育センター・西城さん及び、夏休みも終盤に差し掛かり何かと忙しい中研修会に参加いただいた先生方に対して深く感謝し、報告の終わりと致します。

 

報告:佐々木文昭(日本協会事務局)

ニュース一覧へ