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2011/3/20

流通経済大学ラグビー部 タグラグビー指導と卒業式を応援

流通経済大学ラグビー部がタグラグビーの指導をする龍ヶ崎市立馴柴小学校の卒業式の設営を手伝いました。

2011年度から施行される新しい学習指導要領に登場するタグラグビーの楽しさを伝えるべく、日頃から地元ドラゴンズラグビークラブの小・中学生チームを指導している本学ラグビー部の学生コーチたちを中心に、龍ヶ崎市立馴柴小学校にてタグラグビーの指導を2月に行いました。

まずは2月14日に5年生2クラスの体育の授業において、約60名の生徒さんに2時間楽しんでもらいました。まず前半は円になってタグを奪うウォーミングアップ、そして鬼ごっこをしてタグになれます。なんと馴柴小学校の校庭は全面芝生!!みんな校庭一杯逃げ回って大はしゃぎ。転んでも痛くない。そして次は楕円のボールに慣れるために、ボール運び競争。負けたチームは罰ゲーム。♪ドドスコスコスコ♪ラブ注入っ!!

休憩を挟んで後半はボールを持って1対1。鋭いステップを踏む生徒やいとも簡単にタグを奪う生徒たち。しかし、次に2対1へ発展させると問題発生。タグを取られることを嫌ってボール保持者が前に進めず、さらにフォローする生徒さんは前を走る。当然前にパスする生徒が続出。このままではゲームにならないのではと心配しながらもゲームをすることに。やはり最初はなかなか前に進めない状況でしたが、誰かが思い切ってディフェンスの間やライン際を走り始めると、一気にラグビーらしくなってきました。タグを取られないようにパスするよりも、タグを取られたらパスをすればよいという考え方が大事なことに学生コーチたちも気づきました。初回にしては上出来だったのではないでしょうか。また日本ラグビー協会からタグ用のボールを20個お借りすることもでき、子供たちがたくさんボールに触れることができました。

そして、卒業する前にみんなに体験させてあげたいと教頭先生からの要望で、翌週には6年生の全3クラス約100名を対象に指導しました。2月24日、25日と2日間にわたり、各クラス2時間ずつ、前回の反省も活かしつつ、卒業前にタグラグビーの思い出を残してもらおうと精一杯取り組みました。そして、生徒さんはもちろん、先生方にも喜んでいただき、給食をご馳走になったり、6年生のお別れ会へのご招待も受けたりしました。

ところが3月11日に東日本大地震が起き、お別れ会は中止、ラグビー部の活動も全面休止となってしまいました。そんな折、寮に残る学生たちにお声が掛かり、卒業式の設営のお手伝いを生徒さんと一緒にする機会を提供いただきました。

いろいろと先行きが不安な中、部員も生徒さんと楽しく作業をすることで、お互いに元気を分け合って、がんばろうという気持ちになれました。また、大学のラグビー場が安全点検中で使用できない中、お手伝いの後に校庭をお借りして思う存分体を動かすことができました。トレーニングが思い通りにできない部員にとって、全面芝生の校庭を走りまわれた素晴らしいひと時でした。ありがとうございました。そして6年生の皆さん、卒業おめでとうございます。

昨年以上の結果を残すため、震災に負けず、今シーズンも全力で戦うことを誓います!!

流通経済大学ラグビー部

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