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2014/3/27

トライセットレポート「島根県 吉賀町立七日市小学校」

学校名吉賀町立七日市小学校 実施日平成25年9月~10月
担当教員名坂根 佳恵 実施学年・人数3・4年 26名
学校・学級紹介  本校は、島根県の西部鹿足郡吉賀町にある全校児童63名の小規模の学校である。「自ら社会の未来を切り拓く、知徳体の調和のとれた児童の育成」を学校教育目標とし、本校児童は校歌に歌われている「すこやかな自主の子」「手をつなぎ働く子」を目指して毎日明るく・元気に学校生活を送っている。
 今年度タグラグビーに取り組んだのは、3年生17名、4年生9名の計26名であり、4年生は昨年度もタグラグビーを経験している。そのため、学年によって経験値・能力差があるので、チームは学年ごとに4~5人ずつのチーム編成とした。しかし、どの児童も体を動かすことが好きで、タグラグビーの学習を毎時間楽しみにしていた。
実施内容 ・手つなぎタグ取り
・パス練習(対面パス・円陣パス・金魚のふん)
・タグ取り鬼ごっこ
・お宝運びゲーム
・ゲーム
指導のポイント ・初めてのラグビーボールを使った運動だったので、最初は3・4年生を分けて練習メニューを組んだ。3年生には止まった状態で、パスをきちんと受ける練習をした。
→チーム名を子ども達自身で考え、チームごとに目標を立てたことで、チームとしての意識も高まり、パスが上手くいかないチームは休み時間にも声をかけ合って練習する姿が見られた。
・手つなぎタグ取りやタグ取り鬼ごっこなど、これまでの体育の授業で取り組んでいた運動を発展させたものを準備運動として取り入れた。
・毎回作戦タイムを2分間設け、チームごとにホワイトボードを使って作戦を立てさせた。試合後にはゲームを振り返り、次のゲームに向けて作戦の改善を図るようにした。
・3年生と4年生では経験値にかなりの差があったため、ゲームは学年別で行った。3年生には、少しずつルールを増やしていき、タグラグビーを通して体を動かすことの楽しさを感じられるようにした。4年生には、トライを決めるための作戦や攻めと守りの位置を意識させゲームをした。
感想・印象
今後の課題
 日頃の体育でもかなり能力差があるため、最初はどうなるか心配していたが、初めてのラグビーボールで後ろに向かってパスをしなければならないという、子ども達にとって新しい条件でのゲームだったので、パス練習やタグ取りなどをしていくうちに、チームとして「上手くなりたい」「勝ちたい」気持ちが徐々に高まり、授業中だけでなく休み時間に自主練習をする子ども達も出てきた。また、1チーム4~5人だったので、ゲーム中はすべての子ども達に活躍のチャンスが生まれ、プレイ中は子ども達も時間いっぱいコートの中を走り回っていた。
 今後は、兄弟チームを作ってお互いにアドバイスをしあったり、ラインズマンなどの審判を子ども達と一緒にやったりしながら、攻守入り混じるゲームの楽しさを味わうことができるように取り組んでいきたい。さらに、中学年のタグラグビーにつながる、タグを活用した遊びを低学年などにも取り入れて中学年につなぎ、中学年で学んだ攻守の入り混じったゲーム感覚を高学年のバスケットボールやサッカーにつなげていけるような、取り入れ方を全校で計画していきたい。

提出いただいたレポート

 1)実施レポート
 2)児童感想文
 3)作戦シート
 4)指導計画

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