名 称 |
タグラグビー研修会実施レポート(奈良県子どもの体力向上指導者養成研修との共催) |
主 催 |
奈良県教育委員会、奈良県小学校体育研究会 |
協 力 |
奈良県ラグビーフットボール協会 |
日 時 |
平成24年8月23日(木) |
会 場 |
奈良天理市立前栽小学校 多目的教室および体育館 |
受講者 |
45名(スタッフ10名) |
講 師 |
鈴木 秀人(日本ラグビーフットボール協会 普及・競技力向上委員会 タグラグビー部門長) |
奈良県教育委員会ならびに奈良県小学校体育研究会が主催される子どもの体力向上指導者養成研修のプログラムの一つとしてタグラグビーを取り上げていただき、ティーチャー研修会との共催とした。
奈良県天理市立前栽小学校に、45名の奈良県各地域の小学校教諭に集まっていただき、鈴木秀人日本ラグビーフットボール協会タグ部門長を講師に約3時間の密度の濃い講習となりました。
午前9時、まず座学からスタート、タグラグビーの小学校体育における可能性について講義がありました。パワーポイントによる、詳細データをもとにした理論的・科学的なわかりやすい講義で、受講者にはタグラグビーの可能性は十分に理解していただけたと思います。(実際アンケートでも非常に好評でした)
10時からは、場所を体育館に移し、実際にタグラグビーに触れていただき授業での具体的な指導について講義を行いました。金魚のフンに始まり、タグ取り合戦、円陣パス、ロブ・ザ・ネスト、1VS1とタグ導入の基本となるランニング、タグ取り、パスを一通り学習した後、すぐに試合をしました。45名という多数の受講者でしたが、4チームを2コートにわけての試合でしたのである程度の時間はコートに立っていただけたと思います。まず前へ投げないというルールだけの初級の試合から、ノッコンやオーバーステップ、タグの回数を数えて攻守交代など、段階的に難度を上げて試合をしましたが、さすがに体力向上指導者養成の受講者で、すぐに慣れられてタグ特有のスピード感あふれる試合ができました。熱心にまた楽しく取り組んでいただいたことが結果として表れたのだと思います。(当日は猛暑で大変暑かったので皆さん汗びっしょりになられていました。お疲れ様でした。)
約90分の実技講習を終了し、再度、多目的室に戻り、実技を踏まえて、より具体的に授業導入におけるポイントをご指導いただき最後に質問の時間を取り、約3時間の講習を終了しました。終了後も熱心に質問をされている先生もおられ、アンケートの結果を見ても今回の講義は、小学校の現場の先生にタグラグビーの魅力をかなりお伝えできたと思います。
今回は50名の定員(最終は45名でしたが)に対し、約80名の希望者が居られたそうです。タグラグビーへの小学校現場の関心の高さに驚くとともに、その方のためにも、今後も継続的にこのような講習会を開いていく必要性を痛感いたしました。また、小学校先生方に直接お会いする事により、タグラグビーの用具を現場で準備することは大変だということがわかり、協会の貸しだし制度をさらに充実できないかといった課題などが見えてきました。
最後に、このような場を提供いただきました奈良県教育委員会ならびに奈良県小学校体育研究会、東京よりわざわざ講師としてお越しいただきました鈴木部門長に御礼申し上げます。裏方として支えてくださいました奈良県ラグビーフットボール協会の関係者の皆様ありがとうございました。
報告者:米山 博文(奈良県ラグビーフットボール協会)
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