主 催 |
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会、佐賀県ラグビーフットボール協会 |
日 時 |
平成28年8月2日(火) |
会 場 |
メートプラザ佐賀(佐賀県) |
講 師 |
高木勝己(佐賀県ラグビーフットボール協会タグラグビーエデュケーター) |
補 助 |
伊藤正光(佐賀県ラグビーフットボール協会タグラグビーエデュケーター) |
受講者 |
11名 |
今回の参加者の中には、チームを作って、大会に出場させている先生や、学校にタグラグビーの道具があるのだけど使い方がわからないという先生がいらっしゃいました。比較的、タグラグビー経験のある方が多かったので、スムーズに進んでいった研修会でした。
前半の講義?Tの部分では、ティーチャー研修会用のパワーポイントを用いて、話を進めていきました。タグラグビーがなぜ注目されているのか、タグラグビーが持つ運動の特性を強調し、授業で取り扱うことの意義を中心に話をしました。参加者には、タグラグビーの魅力が伝わったのではないかと思います。
休憩をはさんで、後半は講義?Uの実技の講習を行い、タグラグビーで役に立つ、基本的な動きが組み込まれた活動をしました。
また、授業でタグラグビーを取り扱うことを念頭に置き、「タグに慣れる」「ボールに慣れる」「ゲーム」といった段階的な指導ができるように講義?Uの実技プログラムを考えました。
実技で行ったメニューは以下の通りです。参加者みんなで楽しく取り組みました。
(1) 2人組でのタグ取り(手つなぎタグ取り)
(2) 牛馬のタグ取り
(3) ボールかタグか
(4) タグ取りへび
(5) 通り抜け鬼
(6) ボールリレー
(7) 円陣パス
(8) 隊形パス
(9) ゲーム…歩き・手渡しパス→歩き・パスあり→早歩き・パスあり→タグの数制限なし→タグの数制限あり
どのメニューも、まずは基本的なものを全員で行った。慣れてきてからは、ルールを新たに付け加えたり、制限をかけたりして応用できることを伝えました。それから、子どもたちの学年や発達段階に応じて、こちらの少しの工夫で取り扱うことができることを伝えした。また、怪我が起きそうな場面では、活動をいったん止め、予防するための方法や安全の視点をみんなで確認しました。
実技は参加者の先生方にとても好評で、ほとんどの先生が汗を流されていました。ゲームの体験では、歩き・手渡しパスのゲームに慣れてきたところで、徐々にレベルを上げていきました。易しいゲームから本格的なゲームへという流れを、自ら体験していただけたかなと思います。子どもたちの発達段階を考えて、指導を進めていくことができた実技の時間でした。
実技の後は、講義の感想を書いていただきました。気になる質問として、かん黙の児童のタグラグビーへの参加の仕方についてありました。「タグ!」と声に出して言えないところが一番の悩みだと話してありました。助手の方に、チームのみんなで「タグ!」と声をかけるなどの支援が必要だと答えてもらいました。
参加者の皆さんからは、「タグラグビーのルールを夏休みのうちにしっかり学びたい。」「体育で似たようなボールゲームばかり行っているので、取り入れてみようと思います。」「大人でもこんなに楽しめたのは、きっと誰もやったことのないもので、みんな一から教えてもらうからだと思います。ぜひ、タグ鬼ごっこからやってみたいです。」といったコメントをいただきました。
≫佐賀県ラグビーフットボール協会HPにも本研修会レポートを掲載しています。
URL:http://www011.upp.so-net.ne.jp/saga-rfu/fukyuikusei2016-2017.html
報告:高木勝己(佐賀県ラグビーフットボール協会タグラグビーエデュケーター)
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