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2011/11/27

「第53回関東地区私立小学校教員研修会」におけるタグラグビー指導者養成研修会の開催レポート

事 業: 関東地区私立小学校教員研修会・体育分科会(タグティーチャー研修会)
主 催: (財)私学研修福祉会
協 力: 日本私立小学校連合会
担 当: 関東地区私立小学校連合会
後 援: (財)神奈川県私立学校教育振興会
日 時: 平成23年11月19日(土)・13時~16時
会 場: 神奈川県川崎市高津区・洗足学園小学校(教室・体育館)
受講者: 関東地区(神奈川県内)私立小学校教員・39名
講 師: 佐々木文昭(日本協会事務局 普及・競技力向上委員 育成コーチ)

小学校の新学習指導要領に例示された「タグラグビー」が、全国の小学校体育授業に本格導入され、各地の小学校校庭において楕円球を抱えて走る子ども達の姿が見られる様になった昨今、53回の歴史を数える「関東地区私立小学校教員研修会」「第9分科会・体育」の研修テーマにタグラグビーが取り上げられ、日本協会に講師派遣のお声掛けをいただき、神奈川県内の私立小学校の先生方を集めたタグ指導者養成研修会(タグティーチャー研修会)が開催されました。
研修会当日は、台風襲来を思わせる強い雨が降る1日となりましたが、体育分科会を受講された先生方には、教室における講義と体育館における実技指導に、童心に帰り熱心に取り組くんでいただきました。

打ち合わせ・昼食後、教室での講義では「小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性」のタイトルで、

  1. ボールゲームの授業をめぐるひとつの問題
  2. 問題の解決へ向けた2つの取り組み
  3. 学習指導要領との関係について
  4. タグラグビーの魅力

と題して講義を進め、真剣・熱心な表情で受講していただきました。
休憩をはさみ体育館での実技指導に移り、「小学校におけるタグラグビーの指導方法」とのタイトルで、

  1. 準備運動としての遊び(低学年で扱う運動遊びを含む)
  2. やさしいルールのゲームとその指導法
  3. 発展したルールのゲームとその指導法
  4. 攻め方と守り方の作戦例

と題して、金魚のフン、パスの練習、一対一のタグ取り、ロブ・ザ・ネスト等と実際に汗をかいていただき、最後は4チームに分かれ模擬試合を行っていただきました。

時間の関係から模擬試合は、易しいルールのみで行いましたが、開始当初は、遠慮気味にタグを取りに行っていた先生方も終盤には夢中になって相手のタグを取りに行き、また、自軍の攻撃時にはパスを貰おうと大きな声で指示を出す等、すっかりタグラグビー・ゲームに慣れ親しみ、吹き出す汗も気にせず活き活きとした動きを見せておりました。

実技指導の後、その場で研修会全体を通しての質疑応答及び意見交換を行い、充実した研修会が終了致しました。

質疑応答及び意見交換では、具体的な段階を追った指導方法、詳しいルールの解釈等沢山の質問が出た中で、特に印象に残ったお話は、「既に、体育授業に導入しており、肥満気味で運動が不得意な生徒が名門中学校に進学し、ラグビー部に入り頑張っている!」との、大変嬉しく心強いお話が聞かれました。
また、後日談として、取り纏め・司会役の洗足学園小学校・小板先生から、「楽しくテンポの良いお話と、ポイントを押さえた講義内容で充実し研修になりました!」との言葉に加え、「機会が有れば、改めてタグラグビーの指導をお願いしたい!」との、講師冥利に尽きる嬉しくも有り難いメールが届いた事を報告し、レポートの終わりと致します。

写真1   写真2
写真3   写真4

報告:佐々木文昭(日本協会事務局)

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