事業名称 |
大分県タグラグビー指導者養成講習会 |
主催団体名 |
(財)日本ラグビーフットボール協会 |
開催日 |
平成23年8月1日(月) |
グラウンド |
佐伯市総合運動公園 総合体育館 |
参加人員 |
【参加者】5名 【スタッフ】1名
計6名 |
講 師 |
上田雄一 |
- 例年,大分市内で実施していた指導者講習会を,県南部の佐伯市で実施した。大分市内からの参加者が著しく少ないために,参加者は5名にとどまったと思います。参加者は少ないけれど,大分県協会としては,今後も県内の様々な地区で開催するように努めていきたい。
- 運営をエデュケーターのみで行ったために,報告用の写真を撮影することができませんでした。一方,参加者の方々にも練習場所の設営等に関わっていただいたので,より具体的に理解をしてくださっていると感じています。
- テキストに記載されている「学習カード」についての質問が出されました。先生方が,授業のことをイメージしながら本研修会に参加しているということを実感しました。同時に,日本協会のテキストが先生方にとって役に立つものになっていくと感じました。
- タグラグビーの指導経験がない方がほとんどでした。うかがってみると,周りの先生方は,昨年までの講習会等に参加したり,小学校の体育部会などで研究をされたりして,広がりを感じていたようです。タグのもつ教育的価値を見出し,自分の実践に役立てたいと考えて参加してくださっているようでした。
- 「タグのルールや動きの指導」が優先か「タグを通しての指導」が優先ですかという質問がありました。小学校体育教材の一つとしてとらえ,「タグを通して,子どもたちの心身の発達を促すことが優先」ですと答えました。そうしたところ,「そういったスタンスであれば私にも十分指導ができると思います」と発言してくださった女性の先生がいました。ラグビー協会としては,ラグビーの普及育成へとつなげたいと願う部分も大きいのですが,こういった女性の先生のような考えをもっている方が多いと思うので,教育手段の一つ,教材の一つとして,今後もタグラグビーを私たち普及の立場の者が扱っていくことが大事だと思います。
- 用具の件で,いくつかの要望や意見がありました。
(1)学校でまとまった人数分の用具を揃えるには,金額がかかりすぎるのでどうにかならないものだろうか。
(2)ボールも高額なので,どの程度のものを購入すればよいのか。
(3)貸し出し制度もあるようだが,全校で取り組む場合は,借りておく期間が長くなり,返却することを考えると迷惑をかけるのではないだろうか。
といったものが出されました。全小学校に配付できるのが最善とは思いますが,ばらまきになっても予算の無駄遣いであるし,膨大な予算が必要になります。そこで,県内各郡市の拠点校にタグセットを2~3セット配置しておけば,借りたり返却したりするのにも手間が少なくて利用しやすいのではないかと考えます。県協会の財務と普及委員会等で,今後検討していく必要があると思います。
以上
報告者:大分県ラグビーフットボール協会 島田義生
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