事業名 |
タグラグビー指導者養成講習会(タグラグビーエデュケーター講習会) |
主 催 |
九州ラグビーフットボール協会 |
日 時 |
平成24年8月18~19日 |
場 所 |
佐賀市立開成小学校 |
受講者 |
8名(スタッフ1名) |
講 師 |
三原 一樹(九州ラグビーフットボール協会普及育成委員会タグラグビー部門長) |
九州協会「九州ブロック」における第2回目のエデュケーター講習会を、佐賀県協会のティーチャー研修会と同時に開催しました。
まず初めに、各県のエデュケーターが、ラグビー人口の増加と学校現場におけるタグラグビーの普及活動には欠かせない重要な役目であることを確認し、下記の内容で講習会を行いました。
■講 義
- 日本協会の普及育成の基本方針
- 講習会の目的及びエデュケーター資格の特性
- ティーチャー研修会の目的・内容
- 新学習指導要領「体育」の目的・内容
- ティーチャー研修会の企画・運営方法
- 教育委員会への後援申請の方法
- 公共施設の借用方法
- その他 エデュケーター講習会とティーチャー研修会の工夫・改善
■実技(把握と確認)
- 体育授業での低・中・高学年におけるタグラグビーの指導内容
- 新学習指導要領との関連
受講生の中には各県へ戻り、すぐにティーチャー研修会を開催しなければならない方もいたため、ほとんどの方が、1コマずつにメモを取ったり、ビデオや写真を撮ったりしてとても真剣な眼差しで講習に取り組んでいました。
今年は、新学習指導要領がスタートし1年が過ぎ、ふり返る時期にもなっているので、特にティーチャー研修会の資料や新学習指導要領との関連や、子ども達の発達段階に応じた実技指導法等(3レベル)を昨年に増して、お互いに研修・確認し合いながら内容を進めていきました。
また、昨年度はエデュケーター講習会の受講生には小学校教員が相応しいのではないかとの多くの意見が出されていましたが、1年過ぎてみて各地でティーチャー研修会が行われ、各県協会の小学校教員には指導に行ける時間や活動範囲に限界があることが出され,今後のティーチャー研修会の開催の課題が出されました。
◎昨年の受講生からの意見
- タグラグビー・ミニラグビー・女子ラグビーのイベントを同時開催する。タグラグビーを使っていろんなコラボを行い、選手育成だけでなくラグビーに興味・関心を持った人を一人でも増やす手立てを考える。
- 小学校以外の他校種にもタグラグビーを導入する方法を考え、ラグビーの普及育成活動
に生かす方法を検討する。文科省の後援が取れたことにより、ティーチャー研修会に中
学校教員、高校教員、養護学校の教員が参加できる可能性が出てきた。
◎本年度の受講生からの意見
- 教員以外で、平日に休みがとれる一般の方がエデュケーターになり、先生方の勤務時間内にティーチャー研修会を開催することができるようにする。
- 小学校の先生だけにエデュケーターになってもらうのでなく、大学の先生や専門学校の先生方にエデュケーターになってもらい、学生をティーチャー研修会に受講させ、卒業後は各地域やスポーツクラブ、幼稚園や保育園等でタグラグビーの指導を自由にできるようにする。
- 高校や大学のラグビー部の監督やコーチにエデュケーターになってもらうことで、ラグビーの練習も大切だが、部活動としての地域・社会貢献や学生の教育という場で小さな子ども達にタグラグビーを教えることができるようにする。
昨年度と今回の受講生の貴重な意見を大切にし、九州においてラグビーが更に広がっていくように普及育成活動の工夫・改善を誓い、また、今回のエデュケーターの講習生が各県において意欲的に数多くティーチャー研修会の開催されることを願って、エデュケーター講習会の報告の結びと致します。
報告:三原 一樹(九州ラグビーフットボール協会普及育成委員会タグラグビー部門長)
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