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遊ぼう - タグラグビーの基本的なルール1

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タグラグビーの基本的なルール1

(1)どんなコートでやるの?

タグラグビーのコートは図のように簡単なものです。体育の授業でラインサッカーを教わることがあったなら、そのコートがそのまま使えます。また、ゴールラインさえあれば、その奥のインゴールはなくてもゲームはできますから、体育館にあるバスケットボールのコートでもよいし、校庭に作ったドッジボールやサッカーのコートでもOKです。


タグラグビーのコート

(2)必要な用具はなに?

ボールはだ円(えん)のラグビーボールを使います。低・中学年の人は3号、高学年の人は4号という大きさが合っています。

もう一つ、タグラグビーに必要な用具があります。それは一人一人が腰につけるタグベルトと、 その左右にワンタッチテープで着けておく2枚のタグです。ラグビー専用のボールやタグベルト、タグがない場合は、(公財)日本ラグビーフットボール協会で用具の貸し出しを行っていますので、ぜひ、問い合わせてみてください。

(3)1チームの人数は?

1チームの人数は4人ではじめましょう。ゲームになれてきたら、コートの大きさを少し広げて5人にしてもよいですが、それ以上の人数にすると運動があまり得意ではない人がボールにさわれなくなってしまうこともありますから、人数は5人までとします。

(4)ゲームのはじめ方は?

両チームはコート中央のラインをはさんで向かい合い、握手をかわしてまずあいさつをしましょう。次に、じゃんけんをして最初にボールを持って攻めるチームを決めます。攻める側のチームが中央の×からパス(フリーパスと呼びます)をしたらゲーム開始です。その時に守る側は相手から5m離れていなければなりません。

(5)得点の仕方は?

攻める側は、ボールを抱えて走ったり、パスをしたりしながら前へ前へと進んでいき、相手のゴールラインを越えたインゴールまでボールを運んでボールをそこに置けば1点となります。ラグビーでは、この得点のことを「トライ」と言います。

(6)どうやって守るの?

ボールを抱えて走ってくる人の前進を、守る側はタグをとることで止めることができます。左右どちらかのタグをとったらそのタグを頭上に指し示し、「タグ!」と大きな声でコールします。

タグをとられた人は、すぐに走るのをやめてできるだけ早くパスをしなければなりません。めやすは、3歩以内までにパスということにします。

タグをとった人はとったタグを手渡しで返すまで、タグをとられた人はとられたタグを返してもらって再び腰に着けるまで、ゲームには参加できません。つまり、その間は残りの人達でゲームが続くことになります。

(7)パスはいつしてもよいの?

パスはいつしてもかまいませんが、ボールを前に投げることはできません。真横へのパスはOKです。前に投げてしまった時は「スローフォワード」という反則となり、その地点から相手チームのフリーパスでゲームを再開します。

タグラグビーは鬼ごっこ

さあ、これだけ知ったらすぐにゲームができます。タグをとられないように逃げ回りながらゴールライン目指して進んでいき、インゴールの中ならどこでもよいからボールを置けばトライです。攻める人はボールを抱えて逃げ、守る人はそれを追いかけてタグをとるだけなのです。そう、つまりこれは皆さんが大好きな鬼ごっこを、ラグビーボールとタグを使ってやっているだけの、とても簡単な、でもとっても面白いスポーツなのです。

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