2010年度マツダ・MBZによるタグラグビー教室レポート
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トップキュウシュウAリーグに所属する、マツダブルーズーマーズ（以下MBZ）が、ラグビー競技の普及と地域貢献および教育支援活動の一環として、ラグビークリニック･少年ラグビースクール指導と共に、3年前より実施しているタグラグビー教室。これまで延べ約500人の方々に参加頂きました。本年度は、6月の広島県安芸郡府中町立府中中央小学校、9月の福山市立本郷小学校に続き、今回の広島市立東浄小学校で3回目の開催となります。タグラグビーは、小学校学習指導要領に取り上げられ、平成23年度からの本格導入に向けて、小学校側の関心も高まってきております。今回は、東浄小学校でのタグラグビー教室の模様を中心に、レポートしたいと思います。 ■事前準備東浄小学校より、タグラグビーの指導依頼を受けたのは、9月上旬。今回は、3年生3クラスの109名が対象ということで、MBZの選手・スタッフのみならず広島県安芸郡府中町で活動中の安芸府中BZ少年ラグビースクールのコーチにも参加を募り、過去最高の21人の指導者を集めました。一方で、学校側には、タグラグビーの教則DVDやMBZの紹介DVDを事前に手渡し、教諭と児童に見ていただくことで、タグラグビーや15人制ラグビーに少しでも多く関心を持ってもらえるように配慮しました。この事が功を奏したのか、児童たちも、パス練習やタグ取り鬼ごっこ、の事前練習をするなど、準備万端の内に本番を迎えました。 ■タグラグビー教室の模様
10月15日の金曜日は快晴。指導者たちは13時に現地に集合し、学校のグラウンドをいっぱいに使って、6面のコートをとりました。14時5分、5時間目の開始のチャイムに合わせ、タグラグビー教室を開会。今回は、5-6時間目の授業時間を割り当てているため、タイトな時間の中で所定のプログラムを消化する必要がありました。 開始式の挨拶を簡単に済ませた後、児童たちは6つのコートに分かれ、第一部の基礎練習を開始。今回準備したカリキュラムは、
の6つで、いずれも遊び感覚で基本スキルを習得できる、というものです。各カリキュラムの持ち時間7分のローテーションの中で、児童たちはMBZの選手・スタッフ、ラグビースクールのコーチの模範や指導を通じて、楽しくかつ効率よく基本スキルを学んでいきました。 ローテーションが一巡した15時。第二部として、MBZ選手によるデモンストレーションが披露されました。休憩時間を利用して、他の学年の児童、教諭たちもいっせいにグラウンドに集まってきました。ラインアウト、キック、コンタクトと目の前で繰り広げられるプレーの一つひとつに大きな拍手と感動にも似た歓声が沸きあがりました。最後に、選手がタグタグビーのデモ試合を簡単に披露し第二部が終了しました。 第三部は、児童によるタグラグビーのチーム対抗試合です。1チームあたり5分の試合を2試合という、短い時間ではありましたが、どの試合も双方のチームがトライの取り合いによる接戦を演じるなど、事前準備および第一部の基礎練習が役に立ち大いに盛り上がりました。 閉会式では、MBZの三好キャプテンから記念のラグビーボールが学校側に進呈されました。閉会後、生徒たちが選手を取り囲んでサインを求めている姿がほほ笑ましく印象的でした。また参加した方々からは、「最初はどんなスポーツかわからなくてどきどきしていたけど、最後はとても興奮しました。（児童）」、「スポーツの楽しさ、チームワークの大切さ、初めてのことへのチャレンジ等、子供たちがたくさんのことを学ぶことが出来ました。（先生）」といったコメントも頂きました。MBZは、今後もこのような地域貢献活動を通じて、愛されるチームを目指すと共に、一校でも多くの学校、ひとりでも多くの子どもたちや学校関係者の方々にラグビーという競技のすばらしさを体験してもらい、願わくば、自分も将来MBZの選手たちのようになりたい、と思ってもらえるような存在になれるよう、普及活動に頑張っていきたいと思います。
【参加指導者】坂本 秀彰、宮本 博史、菅 正道、門 誠悟、吉田 大輔、又野 信彦、半田 浩二、三好 啓太、大木 丈典、那須 洋人、マナコ・トンガ、レナ・シュスター、ロマニ・トンゴ トンゴ、永川 信平、安田 俊介、内田 雅志、吉見 直也（以上、MBZ）、池水 直行、伊澤 英利、兼原 達也、大杉 克彦（以上、安芸府中BZ少年ラグビースクール） □マツダブルーズーマーズ サポーターズ：http://www.mazdarfc.com/ 報告：吉見 直也、永川 信平、内田 雅志(ＭＢＺ推進スタッフ、安芸府中ＢＺ少年ＲＳコーチ) |
