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2016/10/21

愛知県タグラグビーティーチャー研修会

主 催 名古屋市教育委員会、(公財)日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成28年10月9日(日)
会 場 パロマ瑞穂ラグビー場(愛知県・豊田市)
講 師 渋谷 俊治(愛知県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
受講者 30名(スタッフ10名)
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 10/9(日)、名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場において、名古屋市内の小中の先生方を対象に、ティーチャー研修会を行いました。今回の研修会は、名古屋市教育委員会、名古屋市小中学校体育連盟の補助事業として行いました。

 座学では、ボールゲームの教材としてタグラグビーを取り上げることの効果について、低学年から中学年へのつなぎがスムーズになることを重点にお話しました。ゲーム領域の授業が大好きだった低学年の子どもたちが、中学年になると、とたんに嫌がるようになったり、コートの隅でポツンと立ちすくむようになったりするという問題を取り上げ、低学年から中学年への指導内容のつながりが薄い授業が多いことに着目してもらいました。
 その上で、タグラグビーは、低学年で身に付けた鬼遊びの動きを生かすことができ、初めて経験する攻守入り乱れ型のゲームの導入には適していること。また、ボールを持ったらすぐにパスをすることばかりに目が向きがちなボールゲームの中でも、タグラグビーは、ボールを持ったら、まずはタグが取られるまで前に走るため、ボール保持者の動きで大切な「突破する」動きを学ぶことができることなど、具体的な事例やデータを示して説明しました。

 実技では、まずは、タグ取り鬼や、ボール集めゲームなど、準備運動や基本的な動きを学ぶ練習として使える運動を紹介し、体験してもらいました。
 タグラグビーは、身体接触がなく安全なスポーツではありますが、どんな運動でも、指導者に安全面への配慮がなければ、怪我はなくなりません。指導の順序や場作りの観点などを説明し、安全に取り組むためのポイントをお伝えしました。
 ゲームは、簡単なルールから発展したルールへと、段階的に体験していただくことで、男女差や年齢差にかかわらず、積極的に突破を試みる姿がたくさん見られました。参加者からは「楽しかった。」「さっそく授業でやってみたい」という声がたくさん聞かれました。

 今年は、例年以上に指導者講習会の依頼が多く、タグラグビーが学校体育や地域スポーツに根付いてきていることを感じます。ラグビーワールドカップで盛り上がったラグビー人気が一過性のもので終わらないように、タグラグビーを通して、引き続き地道な普及活動を続けていきたいと思います。

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報告:渋谷 俊治(愛知県ラグビーフットボール協会タグラグビーエデュケーター)

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