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2014/9/24

大分県タグラグビー指導者養成講習会

主 催 日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成26年8月3日
会 場 中津体育センター
受講者 7名(スタッフ2名)
講 師 安部 将希(大分県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
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 台風12号の影響で大雨が降り、高速道路が霧のため規制がかかる…という状況のなかでしたが、予定通りの開催ができました。昨年度、エディケーター研修会を受講し、地元中津市でティーチャー研修会を開催することができました。

 まず、前半は講義を行いました。ティーチャー研修会用のパワーポイント資料を用いて、タグラグビーのもつ教材としての特性や効果等を説明しました。これまで学校現場の体育授業で行う中での経験を踏まえて、子ども達の様子やこちらの働きかけに対する反応など具体的な事例を交えながら説明を行いました。

 後半は体育館での実技講習を行いました。導入段階のタグを使った遊び、(静止した状態からのタグ取りから、徐々に動きを加えながらのタグ取り。うし・うまゲーム等)を、参加者と一緒に実際に行いながら、説明をしました。エディケーター講習会で強調されていた、安全への配慮(ケガを絶対にさせない)を念頭におき、注意事項を詳しく説明しながら行いました。
 次にチームでの協力を必要とする4人組での活動を行いました。パスとパスを用いたボール集めゲーム、三角パス等、コミュニケーションゲームとしてのタグラグビーの特性を強調しながら、実技講習をすすめました。

 最後は、20メートル×12メートルのコートでゲーム指導を行いました。ここでは、ゲーム中におきやすい子ども達のつまずきを取り上げたり、賞賛のことばを多くかけたりするように指示をしながら行っていきました。なかにはタグラグビーを授業で指導を行った経験のある参加者もいて、オフサイドや接触プレーについて質問がだされました。

 日本協会から送っていただいた資料を用いながら講習を行っていったので、指導する側も受講する側も流れをつかみやすく、わかりやすい講習会を実施することができました。受講者からも、「この資料を見ると、今日の流れがあらためてよくわかります。活用できそうです」という感想をいただきました。実技向上のための練習方法を教えてほしいという質問もありました。まずは、あまり勝ち負けにこだわらず、どんな子どもにもトライをさせて、喜びを味わわせてあげてほしいと伝えました。その上で、ディフェンスの方法などについて若干の指導を行いました。

 反省点としては、オーバーステップの指導について時間が足りず、説明が不十分であったと感じています。レフリーがいないなかでゲームをすることが授業のなかでは多くなるので、もう少し詳しく解説、指導を行う必要があったと反省しています。

報告:安部 将希(大分県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)

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