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2014/9/17

群馬県タグラグビー指導者養成講習会

主 催 日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成26年7月25日
会 場 太田市立宝泉南小学校
受講者 60名(スタッフ5名)
講 師 小林 宏(群馬県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
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 7月25日(金)に群馬県太田市・太田市立宝泉南小学校体育館でタグラグビーティーチャー研修会を実施しました。太田市内の小学校に勤務し、5・6年生を担当する60名の先生方に指導させていただきました。
 まずパワーポイントの資料を使って、「小学校の体育学習における『タグラグビー』の可能性」と題して講義を行いました。小学校の現場におけるボールゲームの授業を行う上での問題を取り上げ、それらを解決するための一つの取り組みとして「タグラグビー」がいかに適しているかを説明しました。

 実技では、以下のことを行いました。
(1)手つなぎタグとり
 タグを取ったら大きな声で「タグッ!」と言い、頭上にタグを上げることを大切な約束として説明しました。
(2)ボール集めゲーム
 個人で→チームでリレー形式で→パス有りのリレー形式で行いました。同じチームの人に対して声をかけることを意識して取り組むように声がけを行いました。
(3)円陣パス
 パスは必ず下から行うこと、受ける人は両手を胸のところに上げて投げる人の目標をつくることを説明しました。
(4)三角パス(パス有り)
 後ろの二人はボールを持っている人の「お尻が見える位置」で追いかけていくように、そして参加者の動きを見ながら、パスをした人はパスを受けた人が前に行くところを横切らないようにすることを説明しました。
(5)1対1のトライゲーム(以後、タグの色で2コートに分けて)
 場所が体育館なのでボールをタッチダウンしなくてもいいこと、タグを取られても3歩以内ならばいいことを話して始めました。

最初からたくさんのことを説明するのではなく、動きが見られたら説明するようにしました。

ア:タグを取る時には相手に近い方の手で近い方のタグを取りに行くこと
イ:タグを取られないように一回転したり、相手の手をつかんだり、相手にぶつかっていったりするプレーは禁止であること。
ウ:守りの人と相対したら、必ず左右のどちらかに逃げること。
エ:守りの人は両手を広げて守ってはいけないこと。

(6)4対4の簡単なタグラグビー(歩きながら)
 ゲームの始め方、タグを取られた後のパスの仕方(3秒・3歩以内)を説明してゲームを始めました。
 ゲームの中で「待ち伏せタグ」や「パスカット」の場面が発生した時にプレーを止めて「オフサイド」の解説をしました。
(7)4対4のタグラグビー
 「タグ4」での攻守交代のゲームを行いました。オフサイド以外のルールについても、その場面が発生した時にプレーを止めて解説を行うようにして、タグラグビーに関する理解を深めていただきました。

 実技終了後、「オフサイドがよく分からない」という質問が有り、詳しく説明をしました。そして、タグを取られるまでゴールを目指して走り、タグを取られたらパスをするという「ランニング中心のゲーム」を行うことを強調しました。
 体育館の中は、気温35度以上という酷暑の中での講習会でした。水分補給や休み時間を多めに取ったり、全力で走らずに早歩き程度で行うことをその都度話し、無事に実技を終了しました。

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報告:小林 宏(群馬県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)

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