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2014/3/5

トライセットレポート「大阪府 島本町立第一小学校」

学校名島本町立第一小学校 実施日平成25年 10月~11月
担当教員名服部 行男 実施学年・人数4年生 67名
学校・学級紹介  島本町は大阪の北東部、京都府との境にあり、人口は3万人弱。山には木々が生い茂り、水がきれいで、大都市圏の中にあって自然が豊かに残っている。
 本校は各学年2学級、児童数375名で、本学年は男子38名・女子29名。運動は2極化が激しく、休み時間には外で走り回り、休日も運動系の習い事をして過ごす活発な児童と、教室で過ごすのが好きな児童とにはっきり分かれている。自分の運動能力に自信の持てない児童の割合も多く、ボール運動おいては特に顕著に表れている。
実施内容 別添付データ、指導案の単元指導計画をご参照下さい。
指導のポイント  クラス全員が初めて取り組む競技であり、やさしい基本技術で取り組めるという利点を生かし、運動の得意不得意に関係なく自分のプレースタイルを見いだして楽しめるように、ディフェンス→ランプレー→パスプレーという流れでゲームを発展させていった。オフサイドの競技特性は難しいと思われるので、特に意識してハンバーガーランという練習に取り組んだ。作戦は、状況判断が連続的で難易度が高いことから、セットプレーからの一局面や、個人の役割、目標を共有していくといった方向をイメージした。
    また、競技の持つキーワード「One For All All For One」「No side」を軸に仲間と支え合える集団へと育て、運動に対する安心感を保障する事を大切にした。
感想・印象
今後の課題
(1)ボールを持って走る事が個人技術の基本
(2)得点方法はインゴールエリアに入りボールを置くだけ(もしくは走りこむだけでも可)の易しい運動
(3)タグによる攻守の判定がわかりやすい(DFの役割が可視化される)

 以上の事から運動が苦手な子も参加しやすく、攻守が連続して入れ替わる運動量の豊富さから、自然とチーム全員が走りまわる必要性が出てきた。多様な動きにより、体力の向上のみならず、敏捷性やバランス感覚の発達が期待できる。
 また、用具としては楕円球の転がり方、ハンドリングが新鮮であるとともに、チームで取り組み、作戦を立て実行していくことによる集団的達成感も味わうことができ、「One for All All for One」「No side」 というキーワードを軸に、支え合うことの大切さ、勝ち負けを受け止める公平な態度を養うことができる。
 ボール運動が得意な児童も、苦手感のある児童も、自分のプレースタイルを見つけられ、積極的に参加できる可能性を強く感じている。

提出いただいたレポート

 1)実施レポート
 2)児童感想文
 3)写真
 4)指導計画
 5)児童用ルール解説・振り返りシート

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