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2014/2/28

トライセットレポート「熊本県 熊本市立川尻小学校」

学校名熊本市立川尻小学校 実施日平成26年1月~2月
担当教員名竹中 智 実施学年・人数3年生 74人
学校・学級紹介  学校のある川尻は、熊本市の南部にあり、古くから港町や宿場町として栄えた街にあります。今でも石造りの船着き場や藩の米蔵、古い町並みが残っています。
 そのような歴史と伝統ある街にある川尻小学校は、全校児童487名の、広い運動場と緑に囲まれた学校です。「あいさつ・花・きれい」を合言葉に、児童会のマスコット「ラックルくん」のキャラクターとともに、緑化活動に力を入れています。
 3年生74名は、元気いっぱい、友だち思いの子どもたちです。休み時間は友だちをさそって外でボール遊びをしたり、長縄をしたりしています。雨の日は体育館で、74名みんなでドッジボールをしたりして、体を動かしてしています。2学期はプレルボールやキックベースボールでボールを使った運動を楽しんだり、ルールを工夫して運動したりして楽しんできました。
実施内容 (1)オリエンテーションで「タグラグビーオフィシャルウェブサイト」から、動画の視聴。用具の使い方の確認。チーム決め、学習の流れ確認。

(2)ボールに慣れる運動、タグ取り鬼ごっこ、試しのゲーム

(3)~(6)
・ボールタグ取り鬼、三角ランニングパス
  ・4対4ゲーム
  ・ふりかえり、後片付け

(7)タグラグビー大会
指導のポイント ―学習前―
○「タグラグビー」に入る前にベルトにタグをつけての鬼遊び等を実施し、用具に慣れさせた。

―学習中―
○「タグラグビーオフィシャルウェブサイト」の活用。
○「基本的なルール」や「学習の流れ」、「総当たり組み合わせ表」を廊下の壁に掲示した。
○ボールにたくさんふれることができるように、トライできるように1チームを4人(5人)とし、コートを4つ作った。(授業はクラス単位)
○毎時間、「学ぶ動き(運動を楽しむための動き)」を明確にして、授業を組み立てた。
○各チームで「ファイトコール」「トライした時のかけ声」を考えさせて、チームの団結、協力を図った。
○「タグ取り制限なし」で全員がトライできるようにし、タグを取られた回数で得点を決めた。また、全員がトライできた場合のボーナス点も加えた。(いつも同じ人ばかりにならないように)
○「タグラグビー大会」では、兄弟チームがそれぞれゲームで応援し、賞状もお互いで作り合うようにした。兄弟チームのいいところを賞状の言葉にした。

―学習後―
○タグの貸出をして、休み時間も「タグラグビー」で遊べる・運動できる環境を作った。(運動場のポイントにマーカーを置いて自分たちでコート作りができていた。)
感想・印象
今後の課題
 昨年度からの持ちあがりで、2年生での「しっぽ取り遊び」からの流れで、「タグ取り鬼」と自然に流れていき、学習に入ることができた。難しいボール操作もなく、3年生の子どもたちも最初から楽しく運動することができた。全員がトライできるように、タグ取り制限なしで、同じ人ばかりにならないようなボーナス得点も取り入れたことで、多くの子どもがトライを体験し、笑顔を見せてくれた。
 本校では年間計画で、5年生にタグラグビーを入れていたが、今回から3年生からも取り入れたことで、さらに5年生で質の高いランやパス、チームワークが生まれるのではないかと期待しているところである。また、夏に県の「タグラグビー指導者講習会」に行っていたことで、指導にも自信を持って臨むことができたのもよかった。

提出いただいたレポート

 1)実施レポート
 2)児童感想文
 3)写真
 4)学習カード

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