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2013/11/28

臼杵市 タグラグビーティーチャー研修会

主 催 (公財)日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成25年8月2日
会 場 臼杵市立下北小学校
受講者 18名(スタッフ1名)
講 師 長 賢司(大分県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)

 8月2日(金)に臼杵市立下北小学校でタグラグビーティーチャー研修会を実施し、臼杵市内17名の小学校の先生方に指導させていただきました。私は、臼杵市の小学校の体育専科教員をしているため、昨年度市内14校の小学校を訪問し、JA共済さんから大分県ラグビーフットボール協会に寄付していただいたタグセットとボールを配布してタグを使った授業をしてきたので、タグラグビーを知っている先生が多かったです。しかし、分からないことも多いということで、テキストを使用して研修会を行いました。

 講義では、学習指導要領にタグラグビーが例示されていることを伝え、それだけでなく体育科の方向性にタグラグビーがぴったりと合っていることを強調しました。タグラグビーを教えるだけでなく、タグラグビーを通して、ルールを守ることや友だちと協力すること、相手を尊重することなどを教えられるので、体育科授業の教材としてのタグラグビーの素晴らしさを伝えました。

 実技の前半では、小学校の低学年の体つくり運動や、鬼遊びで行える「タグを使った運動遊び」を行いました。その際、ただ指導するのではなく、しっかりと安全に配慮して行うことを伝えました。低学年では、思いっきり運動させる中でいろんな技能を身につけさせていくことを考えて授業をさせる必要があります。学習したことが、中学年の「やさしいタグラグビー」につながるように教える側が意識して指導することが大切であることを強調しました。先生方からは、実際の授業で使えることが多く、「2学期にやってみよう。」という声が多く好評でした。
 後半は、「タグラグビー」のゲームの進め方について指導しました。スローフォワードにならないように動いたり、パスしたりすることは、大人にとっても難しいです。そこでまず歩きながら手渡しパスで前に進む三角パスを行いました。次に、歩きながらのタグラグビーのゲームを行いました。歩きながらすることで、ルールを確かめながらゲームができたようです。その後、走って「簡単なタグラグビー」のゲームを行いました。ルールも理解できていたのでゲームらしくなってきて、最後はどの先生も暑い中真剣にプレーしていました。先生方も、ルールや指導法がわかり、授業でもやってみたいという声が多く聞かれました。
 今回は、臼杵市の先生方に講習会を行いました。各学校に道具があるのでこれから授業で取り組んでくれるのではないかと期待しています。しかし、本県では、体育の授業でタグラグビーを行っている学校はほんのわずかです。これからも、ティーチャー研修会を県内各地で行い、一人でも多くの先生方にタグラグビーの指導方法を理解して、授業をしてもらい、タグラグビーの楽しさを子どもたちに伝えて欲しいと思います。そうすることで、運動好きな子、ラグビー好きな子がどんどん増えてくると思います。

 意欲的に参加をしてくださった臼杵市内小学校の先生方、会場を貸してくださった臼杵市下北小学校に、心からお礼申し上げます。

報告:長 賢司(大分県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)

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