主 催 |
(公財)日本ラグビーフットボール協会 |
日 時 |
平成25年8月29日 |
会 場 |
西之表市立榕城小学校 |
受講者 |
8名(スタッフ1名) |
講 師 |
田村 慶(鹿児島県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター) |
7月29日に種子島の西之表市立榕城小学校でタグラグビー指導者研修会を実施しました。8名の小学校の先生方が受講されましたが、タグラグビーのことを知らない方がほとんどでした。ラグビーという響きから「危ないのでは?」「指導できるか不安…」などのイメージをもっている方が多かったです。
講義では最初にタグラグビーとはどのようなスポーツであるかを知ってもらうために、試合の様子を映像で見ていただきました。試合を見ながら、攻撃は「ボールを持って前に走るだけ」「ゴールエリアを走り抜けるだけで得点になる」、守りは「ボールを持っている人のタグを取るだけで前進を防ぐことができる」などを説明しました。DVD視聴を行うことで、タグラグビーとは接触を排除した安全で楽しいスポーツであることを知らせることができました。また、タグラグビーが平成20年度に改正された新学習指導要領解説に例示されていることや、タグラグビーのもつ良さが現在の学校現場における体育授業の問題を解決するための一つの方法としてとても効果的であることを講義の中で話をしました。タグラグビーとはみんながもっている運動能力を生かして、誰もが楽しく運動できるスポーツであることを伝えました。
実技では、安全確保を第一に行ってもらうことを意識して「場」の設定やどのような「声かけ」が大切であるかを話しながら実際に運動してもらいました。短い時間、狭いスペースでも先生方がたくさんの汗をかいて運動していました。通り抜け鬼では、「1分でも結構動きますね。」という感想をおっしゃる先生がいました。また、実技を行っていく中で一人の女性の先生が「もっと、とっつきにくいかと思っていたけど簡単で楽しいね。タグを使った遊びを2学期にやってみるね。」とおっしゃっていただきました。今回の研修を通してタグラグビーを知っていただき、今後の授業に生かしていただくことがとても嬉しかったです。
タグラグビーはまだまだ知られていないスポーツであると感じました。今回、研修を受けて実際に体験すると「イメージと違った」「楽しかった」と言ってくださる先生が多くいました。これからもたくさんの先生方にタグラグビーとはどのようなスポーツであるかを伝えていくことで、体育の授業や学級づくりなどで生かしていってほしいと感じました。そしてタグラグビーを通してより多くの子どもが運動することが好きになってほしいと思いました。
報告:田村 慶(鹿児島県ラグビーフットボール協会 タグラグビーエデュケーター)
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