ホーム
ニュース
記事詳細

ニュース

2013/11/27

愛知県 タグラグビーティーチャー研修会

主 催 (公財)日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成25年10月14日
会 場 瑞穂ラグビー場
受講者 37名(スタッフ13名)
講 師 渋谷 俊治(愛知県ラグビーフットボール協会 ミニ・タグラグビー担当)
写真 写真 写真

 10月14日の午後、名古屋市の瑞穂ラグビー場で、愛知県タグラグビーティーチャー研修会を開催しました。
今回の研修は、名古屋市内の教員を対象に行い、タグラグビーの導入の仕方や授業ですぐに使える練習方法を紹介し、実際にタグラグビーを体験していただきました。
 3連休の最終日であったにもかかわらず、40人ほどの先生方が最後まで熱心に参加されました。参加された方は、若手からベテランまで経験年数も様々で、学習指導要領にタグラグビーが例示されていない中学校の先生も複数参加されました。また、女性の参加者も多く、ボール運動の教材として、タグラグビーが学校体育の中に広まりつつあることを感じました。
 講義では、他のボール運動との比較から、タグラグビーの魅力について説明しました。参加者からは、「ボール運動の苦手な子も楽しく取り組めそう」「運動量が多いのがいい」といった声が聞かれました。
 実技では、「タグ取り鬼」や「三角ランニング」、「ボール集めゲーム」などの練習方法を紹介し、楽しみながらタグラグビーの基本的な技能を身に付けさせていく、学習過程の工夫の仕方を理解していただきました。また、ゲームでは、スローフォワードや身体接触の禁止など、ルールを最小限にし、「ボールを持ったら、タグを取られるまで前に走る」ことを目標にタグラグビーを行いました。ゲームを体験した後、「待ち伏せをして、パスをカットしたり、タグを取ったりしてしまったけど、あれはいいんですか?」という質問が出され、「実は…」ということで、オフサイドの必要性を説明しました。その後、ノックオンやタグの制限回数などとともに、ルールを追加して、発展的なゲームに取り組みました。
 鬼遊びの発展として取り扱うことができるタグラグビーの特性を生かすには、まずはボールを持って走る楽しさを十分に味わわせた上で、ルールの必要性に気付かせ、ゲームを発展させていくことが有効であるということを、改めて確認することができました。
 この日の午前中は、一般公募で集まった60人ほどの親子を対象に、タグラグビー教室を行い、和気あいあいとした雰囲気の中で、タグラグビーを楽しむことができました。午前と午後、目的や内容は異なりましたが、タグラグビーの普及が大きく前進した一日になりました。今後も、県内各地で、継続的に取り組んでいきたいと思います。

写真 写真 写真

報告:渋谷 俊治(愛知県ラグビーフットボール協会 ミニ・タグラグビー担当)

ニュース一覧へ