主 催 |
(公財)日本ラグビーフットボール協会 |
日 時 |
平成25年10月14日 |
会 場 |
瑞穂ラグビー場 |
受講者 |
37名(スタッフ13名) |
講 師 |
渋谷 俊治(愛知県ラグビーフットボール協会 ミニ・タグラグビー担当) |
10月14日の午後、名古屋市の瑞穂ラグビー場で、愛知県タグラグビーティーチャー研修会を開催しました。
今回の研修は、名古屋市内の教員を対象に行い、タグラグビーの導入の仕方や授業ですぐに使える練習方法を紹介し、実際にタグラグビーを体験していただきました。
3連休の最終日であったにもかかわらず、40人ほどの先生方が最後まで熱心に参加されました。参加された方は、若手からベテランまで経験年数も様々で、学習指導要領にタグラグビーが例示されていない中学校の先生も複数参加されました。また、女性の参加者も多く、ボール運動の教材として、タグラグビーが学校体育の中に広まりつつあることを感じました。
講義では、他のボール運動との比較から、タグラグビーの魅力について説明しました。参加者からは、「ボール運動の苦手な子も楽しく取り組めそう」「運動量が多いのがいい」といった声が聞かれました。
実技では、「タグ取り鬼」や「三角ランニング」、「ボール集めゲーム」などの練習方法を紹介し、楽しみながらタグラグビーの基本的な技能を身に付けさせていく、学習過程の工夫の仕方を理解していただきました。また、ゲームでは、スローフォワードや身体接触の禁止など、ルールを最小限にし、「ボールを持ったら、タグを取られるまで前に走る」ことを目標にタグラグビーを行いました。ゲームを体験した後、「待ち伏せをして、パスをカットしたり、タグを取ったりしてしまったけど、あれはいいんですか?」という質問が出され、「実は…」ということで、オフサイドの必要性を説明しました。その後、ノックオンやタグの制限回数などとともに、ルールを追加して、発展的なゲームに取り組みました。
鬼遊びの発展として取り扱うことができるタグラグビーの特性を生かすには、まずはボールを持って走る楽しさを十分に味わわせた上で、ルールの必要性に気付かせ、ゲームを発展させていくことが有効であるということを、改めて確認することができました。
この日の午前中は、一般公募で集まった60人ほどの親子を対象に、タグラグビー教室を行い、和気あいあいとした雰囲気の中で、タグラグビーを楽しむことができました。午前と午後、目的や内容は異なりましたが、タグラグビーの普及が大きく前進した一日になりました。今後も、県内各地で、継続的に取り組んでいきたいと思います。
報告:渋谷 俊治(愛知県ラグビーフットボール協会 ミニ・タグラグビー担当)
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