ホーム
ニュース
記事詳細

ニュース

2012/11/16

北海道北見支部タグラグビーティーチャー講習会 5月21日

主 催 北海道ラグビーフットボール協会北見支部
日 時 平成24年5月21日、7月4日
会 場 網走市立西小学校 体育館
受講者 13名
講 師 原田 直樹(北海道ラグビーフットボール協会)

 小学校の新学習指導要領に例示された「タグラグビー」が、全国の小学校体育授業に本格導入される中、北海道網走管内を所管する北見支部が、網走市内の小学校教員を対象にティーチャー講習会を開催しました。学校の都合上、2日間に分けての開催となりました。
 今回の講習は小学校教諭と地元のラグビー関係者13人の参加がありました。網走はトップリーガーに道内一と評価される天然芝グラウンドを有しておりますが、北見市や美幌町、遠軽町といった近隣地域と比べ、住民のラグビーへの認知度が低く、タグラグビーの普及を通じて、さまざまな動きを身につけるとともに、視野の広さや判断力、助け合いの精神を感じてもらい、ゆくゆくはファンの拡大やラグビーを選択する子どもたちが増えることに繋がってくれればと思っています。

 初日は、職員室にてDVDを用いて小学生の体力低下や学校での体育授業の問題点などを解説し、更に体育授業の中でのタグラグビーの魅力や多種目との違いについてデーターを引用しながら講義を行いました。

写真 写真

 その後、体育館に場所を移し実技研修を行いました。「金魚のふん」「タグ取り合戦」「チーム対抗タグ取りゲーム」「円陣パス回し」「1対1トライ合戦」の基本メニューでタグに慣れること、ボールに慣れることを意識し、各種目のポイントを踏まえて段階的にレベルアップを図りましたが、教員の皆さんは理解力が高く、教える方も非常にやりやすさと面白さを感じながら進めることができました。昨年、サントリーカップ北見支部予選に出場していただいたメンバーの指導に当たった方以外はラグビー経験のない人ばかりでしたが、鬼ごっこ感覚で楽しめるのと、運動量の多さを実感してもらえたと思います。

写真 写真

 2日目は「ボールリレー」「通り抜け鬼」「ランパス」を経て「ウォーキングタグラグビー」で動きの確認と適宜止めながらルールの解説を踏まえました。最初は「スローフォワード」だけを反則とし、4回の攻撃権でより前へ進みトライをとりにいくようにとアドバイスしたところ、初めは前へ出られずに下がったり、あわてて前へパスをしてしまうなどのミスがあったので、その都度解説を入れて修正を図りました。すると、ちらほらとトライする場面が出始めたので、徐々にルールを加えて行きました。時には勢い余って転倒する場面もあったので、安全面への配慮を説明しました。終盤には、タグ経験者が個人技で突破しようとする動きの中で、意図的に味方のサポートを探す仕草をおりまぜ、なかなかボールを持てない味方にパスをしてトライへつなげるなど、ここでも「さすが教員!」と感心させられる場面が多々ありました。

写真 写真

 講習の最後には、サントリーカップ支部予選への出場をお願いし、授業等で子どもたちがタグラグビーに触れる際にはぜひまた呼んでくださいとお願いして締めくくりました。指導者としても、意欲的な先生方に触れることでさらに指導方法のポイントをつかんだ気がしました。
 2日目の講義終了後、ティーチャー講習会の参加者のうち1名がエデュケーター講習会を受講しました。講師の講義内容及び実技の指導方法等を通じて意見交換し、実際に指導するに当たってよりよい選択は何であったかまでを議論しました。次回、北見支部での「タグテイチャー研修会」を自ら企画・開催し、終了後諸々の手続き・報告を終えて、晴れてタグエデュケーターとしの資格が与えられることを説明し、講義終了しました。

報告:原田 直樹(北海道ラグビーフットボール協会 北見支部)

ニュース一覧へ