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2012/8/23

大分県タグラグビー指導者養成研修会

事業名 大分県タグラグビー指導者養成研修会(タグティーチャー研修会)
主 催 日本ラグビーフットボール協会
日 時 平成24年8月3日
会 場 ダイハツ九州アリーナ(大分県中津市)
受講者 15名(スタッフ1名)
講 師 原田 義一(九州ラグビーフットボール協会)

 8月3日(金)ダイハツ九州アリーナにて、日本協会発行のタグラグビーティーチャーテキストを使用して、研修会を行った。
事前に県協会HPで告知をし、教員以外の参加者もあった。
講義では、子どもたちの健全育成を目指していることを強調していった。実技では、低学年の指導内容に時間をかけて、講習を行った。その際、単に方法だけを指導するのではなく、留意点や安全上の配慮についても合わせて指導を行った。
 低学年のタグ取り遊びについては、参加者も興味を示し、取り組んでいた。「この遊びから導入すると、子どもたちは興味をしめしますね。しかも、よろこんで動き回ると思います」という参加者の感想があった。
ボールを持って走る「通り抜け鬼」は、「点」から「線」、そして「エリア」へと順に指導をしていった。スタートをするタイミングを、一人一人に任せたり、複数同時にやらせたりした。参加者からは「チームプレーの基本を教えることに役立つ」という感想がった。
 実技講習の後半は,ゲームの進め方について指導していった。易しい段階のゲーム指導では、体がぶつからないように逃げながら走ることと、スローフォワードに注意をさせてゲームをすすめるように指導した。ゲームの中で、後ろ向きに走ることや左右に回転しながら走る行為がでてきたので、安全上の配慮とタグをとりにくくしないというフェアプレーについて、教えておくことを加えた。
 タグ後のオフサイドについて、質問が出された。その時点で、オーバーステップやオフサイドの規準になる考え方を指導した。ラグビーを経験した受講者もいて、細かい質問やゲーム中におこる様々なケースについても質問が出された。
 ゲーム指導の後半は、タグ回数に制限を加えることや、ノックオンなど発展したルールを加えながらゲームをすすめていくように指導をした。 タグ後に直線的にスピードをつけて走り込んでくるというプレーが見られた。これは、よい動きであると同時に、相手にぶつかってしまうという危険もあるのではないかという意見が参加者から出された。プレーの先に起こると予測される危険についても考えが及んでいることは、安全に配慮された授業を展開してくださるだろうと感じた。
 実技講習後の質問や意見交換のなかで、「今回、中津市を会場にして実施してくださったのはとてもありがたい」「本来なら、中津市の小学校教員が、もっと参加してもよいと思う。是非、もう一度中津市を会場にして、この研修会をやっていただきたい」という発言をいただいた。
 教員ではない方から、「私たちで役に立つのなら、どんどん協力したい。次は、タグイベントやタグ大会などで一緒に関わらせていただきたい。そうすることで、もっと主体的にタグを教えることができるようになると思う」という、前向きでありがたい意見をいただいた。
 中学校の教員で参加されていた方からは、「順序立てて指導を行っていくのであれば、今回の内容は中学生にでも十分に効果があると思う」という感想をいただいた。
 今回は、開催案内の発送が遅れてしまったために、小学校教員の参加者が少なかった。一方、タグラグビーの部門を起こして、子どもたちに指導をしたいと考えているラグビースクールの指導者も参加されていた。

報告:原田 義一(九州ラグビーフットボール協会)

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