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2012/5/26

平成23年度タグラグビー指導者養成講習会(ティーチャー研修会)

事業名 タグラグビーティーチャー研修会
主 催 (財)日本ラグビーフットボール協会
協 力 公益財団法人 港区スポーツふれあい文化健康財団
日 時 平成24年2月12日(日)・10時~13時
会 場 秩父宮ラグビー場(大会議室・テニスコート)
受講者 関東地域の小学校教員・トップリーグ関係者及び一般・85名
講 師 森 健(日本協会タグラグビー部門関東地区担当)
佐々木 文昭(日本協会事務局 JRFU育成コーチ・タグラグビーエデュケーター)

写真 小学校の新学習指導要領に例示された「タグラグビー」が、全国の小学校体育授業に本格導入され、各地の小学校校庭において楕円球を抱えて走る子ども達の姿が見られる様になった昨今、関東地域・東京を中心とした地域からの参加者を募り「タグラグビー指導者養成研修会(タグテイチャー研修会)」が、「港区タグラグビーフェスティバル」と同時開催されました。
当日は朝から暖かい日差しが射しこみ、小学校の先生、トップリーグのプレーヤー等関係者に加え、タグラグビーを教えている指導員等、タグラグビーに関心を持つ85名の方々に参加いただきました。

 研修会は、日本協会普及・競技力向上委員会・山本巧普及育成部門長のご挨拶から始まり、前半の講義では、日本協会事務局(育成コーチ・タグラグビーエデュケーター)の佐々木文昭が講師を務め、小学生の運動能力低下の現状や体育の授業で起きている問題について、更に、これらを解決する上でのタグラグビーの可能性について講義を行いました。

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山本普及育成部門長
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講義講師:佐々木 文昭
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実技講師:森 健

 参加者は、タグラグビーの運動量の多さを示すデータ、体育が苦手な子がタグラグビーでは意欲的に学習活動に参加できた、という事例の紹介等を興味深そうに聞き入っていました。
 後半は、会場をテニスコートに移動し、日本ラグビー協会普及・競技力向上委員の森健氏が講師を務め実技指導を行いました。初めに、「三角ランニングパス」「タグ取り鬼」「サークルパス」「ボール集め」「1対1トライ合戦」等の基本メニューが紹介されました。どの種目も運動量が多く、また、ラグビー経験の有無に関係なく楽しめるもので、参加者は夢中になって取り組んでいました。

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 更に、各種目の実施上の注意点、特に安全面での配慮、運動が苦手な児童への指導方法等について説明を行いました。
 次に、タグラグビーの入門段階で行うゲームルールとして、「ノックオンが起きてもプレーを止めない」「パスカットの禁止」「スローフォワードは反則とする」という易しいルールによるタグラグビーのゲームを行いました。
 ラグビー経験のない受講生は、ボールが自分の所に来ると立ち止まったり、直ぐにパスをしがちでしたが、「パスはタグを取られてからでいいよ!」「最初にやった『三画パス』のように、ボールを持っている人の後ろを走ろう!」という周囲からの声掛けで、次第に「ボールを持ったら走る」「ボールを持っていない時は、ボールキャリアのフォローをする」という動きが出来るようになって来ました。

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 それに伴い、プレーが続くようになり、女性の受講生がトップリーグのプレーヤーを躱してトライをすると、応援していた受講生から大歓声が沸き起こっておりました。

 ゲーム後に、小学校の体育の授業でタグラグビーを行う意義の再確認を行い、研修会が終了しましたが、その後も「幼稚園児への指導について」「審判の仕方について」等の質問が相次ぎ、熱心な態度、説明を真剣に聞く受講生の姿に、講師・事務局一同感動した1日となった事を報告し、結びと致します。

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報告:山口 輝(日本協会事務局)

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