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教えよう - 準備運動としての運動遊びの紹介

教えよう

準備運動としての運動遊びの紹介

まず準備運動は、タグラグビーのゲームと関連のある動きが含まれた楽しいものがいいでしょう。体育の授業などでは、以下のような楽しい準備運動を、毎時間に1つか2つおこなってからゲームを始めることをおすすめします。

■準備運動のバリエーション

【1対1でタグとり】
右手で握手したまま、その手を離さないで左手で相手のタグをとります。タグを取ったら、上にかざして「タグ!」とコールします。これは後のゲームで使うきまりなので、ここで覚えてしまいましょう。2回めは左手で握手し、右手でとります。

【チーム対抗タグとり鬼】

コートの半分の中で、3チーム対抗でタグをとり合います。たくさんタグをとったチームが勝ち。2本タグをとられても、そのまま続けます。ここでも、タグを取ったら上にかざして「タグ!」とコールします。1分ぐらいおこなって、終了したらチームごとに取られたタグの数を合計して勝敗をきめます。

【ボール集め競争】

各チーム1人ずつ走っていって、真ん中にある5個のボールを3チームでとり合います。早く3個のボールを集めたチームの勝ち。中央のボールがなくなったら、他のチームが集めたボールをとってきてもOK。4チームでやるときは、ボール7個でおこないます。中央のボールは少し離して並べます。集めたボールは、チームの足下に置いたフラフープに入れます。2回めは、パスを入れてやってみましょう。ボールを拾ったらふりかえって、次の順番の人に両手で下からパスをしてボールをわたすのです。ボールをもらった人はそれをフラフープの中に置いてから次のボールをとりに行きます。

【円陣パス】

チームごとに円陣を作り、各チームでパスを回していきます。30回パスができたら全員が中央に集まってボールを高くかかげ「トライ!」と宣言します。片手パスや、バスケットボールのようなチェストパスではなく、両手で下からパスをおこなうようにします。と中で落としてもすぐに拾ってそのまま数え続けます。2回めは逆に回してみましょう。

【金魚さんのランニング(三角パス)】

3人でおこないます。ボールを持った人が「金魚さん」で、他の2人が「金魚さんのフン」になります。「金魚さん」は自由に走り回りますが、そのとき、「金魚さんのフン」になった2人は、金魚さんの左右の後ろから離れずにピッタリ付いて追いかけます。ボールを持っている味方の後ろを追いかけることを覚えてもらう遊びです。「ボールを持っている人のお尻が見える位置につこう!」を合言葉にしてください。金魚さんは順番に交代していきます。

【1対1トライ合戦】

ボールを持った側はトライを、守る側はタグをとることを競います。トライかタグを取ったら、次のプレーヤーがスタートします。このとき、守る側は両手を広げて守るのは反則であること、攻める側は前に立たれたら、左右どちらかに逃げるしかないことをしっかりと教え、ぶつかり合いのない動きを身につけるようにしまよう。

【金魚さんのランニング+パス】

走りながら、先頭のボールを持った「金魚さん」が、左右どちらかの「金魚さんのフン」にパスします。パスをもらった人(「金魚さんのフン」)は、前に出て、「金魚さん」になります。最初に「金魚さん」だった人は、パスをした後、パスをもらった人の後ろに回ります。常にボールを持っている人が先頭を走るようにします。パスをもらったら、まっすぐ前に走ることに気をつけましょう。

※小学館「公式BOOK だれでもできるタグラグビー」編著・鈴木秀人より引用

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